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無菌病棟より愛をこめて/加納朋子
愛してくれる人たちがいるから、死なないように頑張ろう。
―急性白血病の告知を受け、仕事の予定も、妻・母としての役割も、すべてを放り出しての突然の入院、抗癌剤治療の開始。
辛い闘病生活の中で家族と友人の絆に支えられ、ユーモアを忘れずに人気ミステリ作家が綴る、たくさんの愛と勇気、温かな涙と笑いに満ちた闘病記。



最初はただの風邪、貧血と診断されて、自覚症状のないまま肺炎になっていて、血液検査の結果がおかしいと言われ、その根本は急性白血病だった、ということころから始まるミステリ作家として知られた加納朋子さんのノンフィクションです。

私は作家さん本人にあまり興味がなくて、むしろ作品も作家まるごと全部読むこともほとんどない適当な読者なのですが、加納さんの作品は出版されれば必ず買っています。
それだけに一報を聞いた際には驚きましたし、ハードカバーで出版された時に珍しく手に取りました。
本屋さんで最初の方を立ち読みして(ごめんなさい)、いつもの柔らかい文章にほっとさせられて、帰宅してしかしじっくり読み進めて胸が苦しくなりました。
つとめて明るく描かれてはいるものの、だからこそきつい治療や当たり前にある今後への不安がストレートに飛び込んできて、途中で休憩を何度入れたことか。
病というのは特に理由もなく、突然に降ってかかるものだと思えば思う程、自分はこんなに「きちんと」過ごせるかなと考えました。
自分のことだけでなく、家族がこうなったら、とか。
テンポ良く読ませてくれる作品なので、身近な方も、そうでない方も機会があれば一読されると良いのではないかと思います。


JUGEMテーマ:読書


| [国内作家:か行]加納朋子 | 23:48 | comments(0) | - |
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