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元気でいてよ、R2−D2。/北村薫
気心のしれた女同士で飲むお酒は、自分を少し素直にしてくれる……そんな中、思い出すのは、取り返しのつかない色んなこと(「元気でいてよ、R2−D2。」)。
産休中の女性編集者の下に突然舞い込んだ、ある大物作家の原稿。彼女は育児に追われながらも、自ら本作りに乗り出すが……(「スイッチ」)。
本人ですら気付かない本心がふと顔を出すとき、世界は崩れ出す。
人の本質を巧みに描く、描き下ろしを含む9つの物語。
解説・穂村弘、佐藤夕子。



短編集で
「マスカット・グリーン」「腹中の恐怖」「微塵隠れのあっこちゃん」「三つ、惚れられ」「よいしょ、よいしょ」「元気でいてよ、R2−D2。」「さりさりさり」「ざくろ」「スイッチ」
の計9編を収録。

「まえがき」にあるように、陰のある短編集となっております。
とはいえ、人間の本心や悪意に底冷えするようなもの、とまでは至ってない印象。
特に表題作は、何故これを表題作にしちゃったのかな?と思っちゃいました。
このあたりは私の感受性の低さが問題なのかもしれません。
ただ、一番最初の「マスカット・グリーン」は良かったです。好きです。
あざといかもしれませんが、飛躍ともいえる思考とそのきっかけとなったブドウの触感がぐわっと迫ってきて、これぞ小説!という感じがしました。
これでハードルが上がったのかも……。

JUGEMテーマ:読書

| [国内作家:か行]北村薫 | 23:27 | comments(0) | - |
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