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アイの物語/山本弘
評価:
山本 弘
角川グループパブリッシング
¥ 860
(2009-03-25)

人類が衰退し、マシンが君臨する未来。
食糧を盗んで逃げる途中、僕は美しい女性型アンドロイドと出会う。
戦いの末に捕えられた僕に、アイビスと名乗るそのアンドロイドは、ロボットや人工知能を題材にした6つの物語を、毎日読んで聞かせた。
アイビスの真意は何か?
なぜマシンは地球を支配するのか?
彼女が語る7番目の物語に、僕の知らなかった真実は隠されていた――機械とヒトの新たな関係を描く、未来の千夜一夜物語。


「宇宙をぼくの手の上に」「ときめきの仮想空間」「ミラーガール」「ブラックホール・ダイバー」「正義が正義である世界」「詩音が来た日」「アイの物語」
の短編計7編を、人間が衰退した未来を舞台にしたプロローグとエピローグ、それに間に挟まれる8つのインターミッションでつないだ作品です。

私の人間が悪いのか、想像したより感動できませんでした。
絶賛の声を聞いて手に取ったせいで身構えたのかもしれませんが、どのお話も結構安易なアイデアであったり設定だった気がして。
「どこかで読んだ、見た、あの設定に似ている」とついつい考えてしまって、それを上回るパワーを感じませんでした。
読後感はかなり良いです。
よみやすい文章ですし。
しかしハッピーエンド至上主義のくせに、綺麗事だと感じてしまうのが何故か。
再読してもよくわかりません。
性的なものやそれよりもっと暗い欲望を無視している気がするからかもしれませんし、登場人物たちにまったく感情移入できなかったせいかもしれません。

ただ、短編をひとつのテーマで貫いて編集するというのは良いですね。
書き下ろしの2編以外はかなりそれだけだと小粒な印象なのに、一冊を通すと人間の豊かな想像力を信じるポジティブなメッセージが伝わってきました。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:や行]山本弘 | 23:32 | comments(0) | - |
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