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クジラの彼/有川浩
評価:
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
(2010-06-23)

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』
彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。
聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。
いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。
そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる……。
表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外編も収録した、男前でかわいい彼女たちの6つの恋。
有川浩がおくる制服ラブコメシリーズ第1弾。


制服ラブコメシリーズ第1弾。

短編集で
「クジラの彼」「ロールアウト」「国防レンアイ」「有能な彼女」「脱柵エレジー」「ファイターパイロットの君」
の計6編を収録。

自衛官が登場する恋愛もの短編集です。
軽い文体と、これぞラブコメというような、甘酸っぱさがよろしいかと思います。
何が良いって、登場人物によくあるブンゲイ作品のキャラクタのような、斜に構えた感じがないこと。
読んでいてイライラさせられるような、あのうっとおしさがないせいで、さっぱりした読後感でした。
ただ、いつものようにラノベ風で、たまに出会ってしまうブンゲイ作品の臓腑を抉られるような衝撃はまったくありません。
短編ということもあって、軽く読めてそのまま本棚に仕舞える感じ。
そうだとわかって、というかそれを望んで読みはじめれば、正しく満足できるかと。
しかし著者の作品は初めてだという方には、長編作品の番外編が入っているという点をのぞいても、あまりおすすめしませんね。

表題作「クジラの彼」と「有能な彼女」が『海の底』(参考)、「ファイターパイロットの君」が『空の中』(参考)の番外編です。
その後が読めるだけに嬉しかったりもしましたが、この短編集で一番好きだったのは「ロールアウト」でした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:あ行]有川浩 | 23:20 | comments(0) | - |
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