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天冥の標供ゝ濱し押疹川一水
西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオへと向かう。
そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。
圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく罹患者たち。
感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていく――すべての発端を描くシリーズ第2巻


天冥の標シリーズ第2弾。

国立感染症研究所に所属する医師の児玉圭伍は、同僚の医師・矢来華奈子と共にパラオで未知の感染症が大発生したという一報を受け、国際緊急援助隊の事前調査として小島へ飛ぶ。
そこでは、一様に黒々とした斑紋を顔に浮かび上がらせ、爛れた肌をさらす患者たちがいた。
多くの患者たちは死亡していたが、たまたま島で居合わせ、ネットに第一報を流した少年・フェオドールと共に、まだ息のあった日本人の少女・檜沢千茅他数名の治療にあたるが……というストーリーです。

第1弾は29世紀、地球を離れた植民星が舞台でしたが、2巻で舞台は現代(近未来?)に。
新型インフルエンザの流行でお馴染みとなった、パンデミックを描いた作品です。
1巻を読んでいなくてもまったく問題なく読める内容です。
もちろん、あちことにあの伏線、この伏線と張ってあって、謎解きを味わえる分シリーズを追いかけて読む楽しみはありましたが(ダダーってこういうことか、とかフェオって、とか、そもそも冥王斑って……と)もしかしたらそういう勘繰りをあちこちでしないで済み、物語に素直に没頭できた方が面白かったかもしれません。
(突然登場するSF要素に???となるかもしれませんが)
何にせよ、1巻より面白かったです。
たぶんこれで3巻も買おうと思う方もいるはず(私はそうです。これも合わなかったらやめようかと)

ただ、主要登場人物たちが現代日本人なこともあって、1巻より人物に感情移入できるかと思ったのですが……これまた微妙ですね……。
著者の作品って、SFらしいダイナミックさや緻密さには欠けても、所謂ラノベ的なキャラクタの良さがあると思っていたのですが、何だか描きたい物語のパーツに過ぎない感が。
それがSFらしいといえばらしいのですが。

しかしまあ、稀にみるレベルのSFシリーズになる可能性をひしひしと感じました。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:あ行]小川一水 | 00:23 | comments(0) | - |
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