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スペース/加納朋子
評価:
加納 朋子
東京創元社
¥ 672
(2009-05-05)

ご存じだろうか。
<魔が差す>という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。
そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。
クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は……。


駒子シリーズ第3弾。

大晦日、おせちを作る母に頼まれて買い物に出かけた駒子は、松葉というリクエストに困惑する。
どこかの公園で取ってきて、と能天気に頼んだ母と、売ってはいたものの酷く高いデパートのそれ。
悩んだ末に彼女がとった行動は……。
そしてそこでデパートの警備員のバイトをしている瀬尾と会い、駒子は彼に
「読んでもらいたい手紙がある」
と持ちかける……というストーリーです。

「駒子シリーズ第3弾」と書きましたが、どうも「ななつのこ」も「魔法飛行」も感想を書いてないようですね。
「魔法飛行」の話を一切憶えていなかったので読み直そうと思ったのですが、本棚の二重に並べた奥、しかもその手前にA4サイズの雑誌まできっちり置いてしまっている場所にあると気付きあきらめました。

「スペース」(表題作)と「バック・スペース」の中編が二つ収録されておりますが、表裏一体の物語となっていますので、ひとつの話として捉えても良いかと思います。
どちらも甘ったるい話でした。
正直「スペース」にはあまり納得できるものがなかったのですが、「バック・スペース」で腑に落ちたというか、綺麗にはまっていてホッとしましたね。
ラストの「なるほど」は、かつて別にシリーズでも使われていた(そして驚いた)“トリック”でした。

解説を読む限りだと、このシリーズ、完結編となる続編が書かれるということですから、それを楽しみにしたいと思います。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]加納朋子 | 08:48 | comments(0) | - |
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