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螺鈿迷宮/海堂尊
評価:
海堂 尊
角川グループパブリッシング
¥ 500
(2008-11-22)
医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。
東城大学の劣等医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。
「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。
この病院は、終末医療の先端施設として注目を集めていた。
だが、経営者一族には黒い噂が絶えなかったのだ。
やがて、看護ボランティアとして潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げた!
彼らは本当に病死か、それとも……。


東城大学医学部生の天馬大吉は、幼馴染みで新聞記者の別宮葉子から碧翠院桜宮病院に潜入取材して欲しいと頼まれる。
最初は断った大吉だったが、その後どうしても行かざるを得なくなり、ボランティアとして病院へ。
碧翠院桜宮病院はスキャンダルと噂にまみれていたが、大吉には実は因縁があって……というストーリーです。

ついつい読みやすい作家ばかり続けてしまいます。
「ナイチンゲールの沈黙」(参考)で非常にガッカリして期待値が低かったせいか、それとも主人公がスピンオフして目新しかったのか、なかなかに面白く読みました。
癖のある文章とにぎやかすぎるキャラクタはやや控え目で、もう少し頑張れば青春ハードボイルド風(あくまで風)にもなりそうな一人称は、白鳥&田口コンビしか読んだことのない私には新鮮です。
もちろん白鳥も出てくるのですが……目線が違うせいか、これも面白い。
規定路線そのままのストーリー展開にはやや苦笑気味ですが、それも味と思えば素直に読めて良いです。
ラストも好み(これに言及したいけれどネタバレになるので自重)

しかし、著者が現役の医者というのは有名ですが、医者同士はこんなややこしい会話を普段するものなのか。
こんなの身近にいたらイライラしそうです。
(私はミステリ好きですが、日常生活ではストレートな物言いを好みます。思わせぶりなことを言われると「あ、じゃあもうその話はいいよ」とぶったぎるので苦情を受けます。単なるせっかちとも)

「ナイチンゲールの沈黙」の内容を思い出して、なるほどと思う箇所もあったので、あのシリーズ読者にも楽しみがありますし、これ単体でも読める仕様になっています。
不満なのは上下巻に分けていること。
この薄さで上下巻だなんて、値段云々以前に面倒です。

上下巻完結。
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
海堂 尊


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| [国内作家:か行]海堂尊 | 18:07 | comments(0) | - |
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