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消えた山高帽子―チャールズ・ワーグマンの事件簿/翔田寛
西洋幽霊と日本の幽霊が連続して目撃された怪異。
白装束を纏って剣を腹に突き立てていた英国人。
歌舞伎役者を巻き込んだ山高帽子盗難の謎。
鉄道開通に沸く観衆の中で叫び声を上げた女の悲しい過去。
教会堂内で起きた密室状況下の怪死事件。
――明治6年、文明開化の最中に起こる不可思議な事件を解決に導く特派通信員ワーグマンの活躍を描いた、江戸川乱歩賞受賞作家の連作推理。


連作短編で
「坂の上のゴースト」「ジェントルマン・ハラキリ事件」「消えた山高帽子」「神無月のララバイ」「ウェンズデーの悪魔」
の計5編を収録。

明治6年の横浜居留地を舞台に、実在の人物を探偵役にして描かれた連作ミステリです。
明治6年といえば1873年、まだまだ明治政府はしっかりしておらず、政変やらその後の旧士族らの乱など騒がしい時代ですが、この居留地での雰囲気はのどか。
そのまま、派手な事件というよりは日常の謎系も含めた作品の雰囲気につながっているかと思います。
端正な印象でした。
派手さには欠けますが、連作ミステリがお好きな方、また時代ミステリがお好きな方にはおすすめです。
特に幕末から明治初期にかけての風俗が謎に絡んでいる点は、評価できると思います。
これで探偵のワーグマンにもう少し魅力があればなぁとちょっと思ってしまったり。
ワトスンというよりは道化色の強い友人医師・ウィリスは愛すべきキャラクタでしたが。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:さ行]翔田寛 | 10:27 | comments(0) | - |
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