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虫のゐどころ/奥本大三郎
奥本先生は、名高い虫のエレクターにして、仏文学者。
世の中の大抵のことが気に入らず、今日も虫のゐどこらがよろしくない。
大学教授、三日やったら辞めたくなる。
われわれの文化はラーメン程度……。
馬鹿げた入試制度に怒り、自然破壊を嘆き、上品な言葉遣いを懐かしむ。
ファーブル『昆虫記』の訳者が、大学から世相、虫、文学、食まで、縦横無尽に綴った、大人のためのエッセイ集。


仏文学者にして虫コレクターの著者による
「大学教授三日やったら辞めたくなる――大学篇」
「昔ホトトギス今チリ紙交換――世相篇」
「蝉殺油地獄――虫・文学篇」
「宿酔いにスイカ――旅・食篇」
からなるエッセイ集です。

大学生の質の低下については、どの大学教授のエッセイなどを読んでも出てくる内容で少しも目新しさがないのですが、この作品の多くは80年代に書かれたものだというのですから、「昨日今日の話ではない」ということを実感しました。
ただ、こうなると著者のいう「今時の若者」に入ってしまう身としては、そんな愚痴ばかり聞かされても面白くないぞ!とついつい言いたくなってしまいます。
(何せ、大学の授業の面白くなさは半端ではなかったですからね)
文句を言いたい内容もありつつも、端正な文章に余韻のある書き方が好きでした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:あ行]奥本大三郎 | 11:35 | comments(0) | - |
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