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心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている/神永学
学内で幽霊騒動に巻きこまれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。
しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。
思い切って相談を持ちかける晴香だったが!?
女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人……次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー登場!!


「心霊探偵八雲」シリーズ第1弾。

連作短編集で
「開かずの間」「トンネルの闇」「死者からの伝言」
の3編に、文庫書き下ろしの
「忘れ物」
を加えた計4編が収録されています。

その中でもファイル気箸Δ燭譴拭岾かずの間」は、語り手である晴香と霊を見ることが出来る青年八雲の出会い編です。
幽霊が出るという大学内の廃屋に肝試しに行った友人の様子がおかしいことに心を痛める晴香は、「映画同好会」にいるという男が超能力を持っているという噂を聞き訪ねる。
しかしその男、斉藤八雲は一言どころか三言は多いような嫌な人物だった。
相談せずに帰ろうとする晴香だったが、自分しか知らないはずの幼い頃に死んだ双子の姉のことを当てられ、しぶしぶ彼を信用することにするが……というストーリーで、ここから彼らの腐れ縁が、といった雰囲気でした。

正直なところ、文章はやけにさっぱりしていますし、語り手の描写も何だか幼稚。
もうちょっと書き込んでも良いのではないかとついつい思ってしまいます。
最近垣根が低くなってきたとは感じますが、これはジュブナイルででしょう。
期待して手にしたので、やや拍子抜けです。
ただ、片方の赤い目で霊が見えるという漫画的な設定は嘘でも何でもなくその通りなので、通常の探偵のような推理は出来ませんし、このぐらいで良いのかもしれません。
(もちろん、霊視だけでなくそれなりに読者を納得させるような証拠は登場するのでご安心下さい)
この設定は結構魅力的でした。
また、八雲と語り手の晴香の関係が全然進展しなさそうなところが好きです。
少年漫画の手法でしょうが、それだけに受け入れやすいです。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 16:30 | comments(0) | - |
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