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タイタンの妖女/カート・ヴォネガット・ジュニア、浅倉久志訳
評価:
カート・ヴォネガット・ジュニア
¥ 672
(2000)
すべての時空にあまねく存在し、全能者となった彼は人類救済に乗り出す。
だがそのために操られた大富豪コンスタントの運命は悲惨だった。
富を失い、記憶を奪われ、太陽系を星から星へと流浪する破目になるのだ!
機知に富んだウィットを駆使して、心優しきニヒリストが人類の究極の運命に果敢に挑戦した傑作!


とある時間等曲率漏斗のなかへ飛び込んでしまった、ウインストン・N・ラムファードはあらゆる過去と未来を知る全能の存在となる。
彼は地球の自宅で59日に1時間だけ実体化して「予言」をする。
妻のラムファード夫人と大富豪のマラカイ・コンスタントが火星で結婚し、子供が生まれ、タイタンまで旅をすることになると……。
そしてその運命は、マラカイたちを翻弄することに……というストーリーです。

これSF?というのが第一感想です。
凄く面白かったのと同時に最初に読むのではなかったの頭を抱えた「タイムクエイク」も「これSF?」と思ったのですから、著者の作品はそういうものなのかもしれません。
どうしてこんな話になってしまうのか、とページをめくってみてびっくりするような展開と、唐突な場面展開や人物登場にくらくらしますが、結局のところ著者が書きたかったのは最後の数ページなのでしょう。
皮肉にまみれたお話をしておいて、最後の最後に慈愛としか言いようがないところに持ってきてくれています。
ちょっと泣けました。


JUGEMテーマ:読書
| [海外作家:U〜Z]カート・ヴォネガット | 22:29 | comments(0) | - |
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