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たったひとつの冴えたやりかた/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、浅倉久志
評価:
ジェイムズ,ジュニア ティプトリー,浅倉 久志
早川書房
¥ 756
(1987-10)
やった!これでようやく宇宙に行ける!
16歳の誕生日に両親からプレゼントされた小型スペースクーペを改造し、連邦基地のチェックもすり抜けて、そばかす娘コーティーはあこがれの星空へ飛びたった。
だが冷凍睡眠から覚めた彼女を、意外な驚きが待っていた。
頭の中に、イーアというエイリアンが住みついてしまったのだ!
ふたりは意気投合して〈失われた植民地〉探険にのりだすが、この脳寄生体には恐ろしい秘密があった…。
元気少女の愛と勇気と友情をえがいて読者をさわやかな感動にいざなう表題作ほか、星のきらめく大宇宙にくり広げられる壮大なドラマ全3篇を結集!


短編集で
「たったひとつの冴えたやりかた」「グッドナイト、スイートハーツ」「衝突」
の計3編を収録。
連作短編集と言うようなつながりはないのですが、バックグラウンドが同じ設定となった3作と、その合間合間にそれらの“物語”について語る異星人の司書と学生のシーンが挿入されていて、一つの流れに沿った作品集だと言えるでしょう。

表題作は主人公が16歳のお転婆娘ということもあって、明るい雰囲気でお話が進みます。
それだけに、コーティーの頭の中に住み着いた礼儀正しい寄生生物の秘密が徐々に明らかになっていく様は悲しい。
言葉の通じない大きな誤解のある異星人同士のファースト・コンタクトを描いた「衝突」も印象深いです。
また、どの話というわけではなく作品集全体での設定ですが、リアルタイムで交信が出来ない地域をゆくことになるため、まるで手紙のように過去の出来事が基地に届くのが好きです。
よく出来たすれ違いでした。
| [海外作家:P〜T]ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア | 16:06 | comments(0) | - |
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