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チルドレン/伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
講談社
¥ 620
(2007-05-15)
「俺たちは奇跡を起こすんだ」
独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。
何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。


連作短編集で
「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレン供廖屮ぅ鵝
の計5編を収録。

短い作品でしたが、著者ご本人が“連作短編集のふりをした長編作品”だと言っているだけあって、非常にまとまりがある内容でした。
少し鼻につくことがある著者の倫理観もこれぐらい軽く描いてくれると小気味良いですし、読後感も良い。
著者のファンには物足りなく感じる方もいらっしゃいそうですが、読みやすさで言えばエンタテイメント傾向がより強い「陽気なギャングが地球を回す」(参考)よりも静かで、ミステリ色も強いです。
主役は陣内。
ですが彼が語り手となる話は一作もなく、奇妙な男の様子はすべて他者からの評価です。
それが暖かくて、素頓狂な人物なのに、すっかり好きになってしまいました。

5作のなかで一番好きなのは「イン」
「チルドレン」「チルドレン供廚裡穏遒完成度が高い気もしますが、陣内が父親を吹っ切った手段が判明する、このラストの物語が印象深いです。
| [国内作家:あ行]伊坂幸太郎 | 16:33 | comments(0) | - |
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