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評価:
ピーター キング
早川書房
¥ 903
(2006-05)
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ぼくはグルメ探偵。
料理関係が専門で、ライバル店で大人気の特別料理のレシピを探り出すという依頼を受けたところだ。
さっそく店で至福の味を堪能し、独自の技を駆使して食材、調理方法を突きとめた。
調査結果を依頼人に伝えてひと息ついていると、次の依頼人が……あの料理を作ったシェフじゃないか!
店の営業妨害をしている人物を見つけてくれ?
それって、ぼくのことか!
食欲を刺激する美食満載の新シリーズ登場。
グルメ探偵シリーズ第1弾。
主人公はグルメ探偵。
「探偵」とはいえ、失踪人を探したり事件に関わったりはせず、あくまで美食に関する依頼を受けるだけ。
中世の食事を再現するのに協力したり、幻といわれるスパイスを探し出したり、そういう「探偵」である。
それなのに、ライバル店の特別料理のレシピを盗み出して欲しいという依頼を受けてしまった時から、妙な事件に巻き込まれることになり……というストーリー。
殺人事件は発生しますが、あくまでのんびり。
それは主人公が正式な探偵役ではなく狂言回しであること、わりと間抜けな性格であること、それに殺人事件よりグルメの方に興味があることがみえみえだからでしょうか。
まあ出てくるは出てくるは、様々な料理にはお腹が鳴りそうでした。
シリアスな物語が読みたいという方にはおすすめしませんが、ミステリと料理の薀蓄と二度味わえる作品でした。
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