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東京湾景/吉田修一
評価:
吉田 修一
新潮社
¥ 500
(2006-06)
「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。
品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。
嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。
東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。


これをどうドラマ化したのかが非常に気になる作品でした。
小説的な物語だからです。
亮介は品川埠頭の船積倉庫で働き、「涼子」はお台場の大手石油会社で働く。
私のような地方在住者だとうまく地理が浮かびませんが、品川埠頭とお台場は非常に近いものの、間に東京湾があるらしい。
海を挟んだ「あちら側」と「こちら側」なのです。
そういった地理的な要素と作中登場する小説家が描く亮介の姿と現実という虚構と現実、などなど恋愛小説にありがちな「作りすぎ」があちこちに散らばっていて、物凄く冷静に読ませてくれる作品です。
だからこれをどう映像化したのか、気になって仕方がありません。
作品自体はうまくまとまっていて読みやすくわかりやすい。
でも作中のどの登場人物にも個人的には感情移入が一切出来ないので、出来云々以前の「感動」はありませんでした。
恋愛小説を読むのに私が向いていないという考えが頭によぎります。
| [国内作家:や行]吉田修一 | 11:12 | comments(0) | - |
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