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ルート225/藤野千夜
評価:
藤野 千夜
新潮社
¥ 540
(2004-12)
公園に弟を迎えに行って帰ってきたら、家からママがいなくなっていた…。
中2のエリ子と中1のダイゴが迷い込んだ、微妙にズレたパラレルワールド。
学校もあるし、普段と変わらぬ日常が続いているようなのに、なぜか両親がいないのだ。
おまけに、死んだはずの同級生が生きていたり、プロ野球選手がちょっぴり太っていたり。
一体どうして?
必死で試みる母との交信から二人の軽やかで切ない冒険が始まる。


※ネタバレ注意!

後味が悪過ぎる…。
軽やかな文体とちょっと悪ぶったような今時の女の子の視点は悪くないですし、パラレルワールドにまぎれこんだのかもしれないというちょっとしたホラーも良いのですが、すっきりしないのですよ。
こんなことを書いたらネタバレも良いところなのですが、私にはしっくりきませんでした。
結果的に彼ら姉弟は元の世界に戻れません。
両親にも、特に母には二度と会えなくなります。
最後にいたって私は解説のように「両親が事故死あるいは揃って行方不明になった後にそれを姉弟が受け入れるまでの物語」なのかと思い、何とも言えない気持ちに。
タイトル「ルート225」はつまり「15」のこと。
15歳の少女、少年が子供っぽい甘えから脱却するストーリーとして理解はできますが、少年少女向けだからこそ救いが欲しかったです。
| [国内作家:は行]藤野千夜 | 20:34 | comments(0) | - |
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