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鷹姫さま―お鳥見女房/諸田玲子
女だてらに鷹狩りに行きたがり「鷹姫さま」と呼ばれる気象の烈しい娘と嫡男久太郎との縁談、次女君江のひそやかな恋。
子らの成長と行く末を、珠世は情愛深く見守る。
また、鷹狩りを司り、幕府隠密の任務もあるお鳥見役の主も、過酷な勤めを終えて帰ってきた。
妻として深い痛みを抱えた夫を気づかう――珠世の才智に心温まる、シリーズ文庫第三弾。


お鳥見女房シリーズ第3弾。

短編集で
「雪夜の客」「鷹姫さま」「合歓の花」「草雲雀」「嵐の置き土産」「鷹盗人」「しゃぼん玉」「一輪草」
の計8話を収録。

ほのぼのしたホームドラマ時代小説も第3弾となりましたが、相変わらずの優しい物語たちでした。
前作で幕府からの隠密任務を終えて当主が帰ってきたものの、元のようにはいかず、同じようにそうであったご隠居の過去の傷も描かれます。
また隠密任務から帰ってこられなかった悲哀も。
それら男たちの物語は、珠世を中心としたホームドラマに組み込まれて浮かびあがっているもので、基本は家族の深い愛情。
気になっていた次女・君江の淡い初恋話が発展し楽しく読みましたし、タイトル通り「鷹姫さま」と言われる烈女との縁談が持ち上がる長男の今後にも期待。
そして一番好きだったのは「嵐の置き土産」でした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:ま行]諸田玲子 | 22:37 | comments(0) | - |
蛍の行方―お鳥見女房/諸田玲子
評価:
諸田 玲子
新潮社
¥ 540
(2006-10)
密命を帯び、お鳥見役の主が消息を絶って一年余り。
留守を預かる女房珠世に心休まる日はない。
身近かに暮らす子供らの人知れぬ悩みを知って心くだき、その成長を見守り、隠居となった父の寂寥を慰め、組屋敷に転がり込んだ男女と幼子らの行く末を案じる…。
人生の哀歓を江戸郊外の四季の移ろいとともに描く連作短編。
珠世の情愛と機転に、心がじんわり熱くなる―お鳥見一家の清爽人情話、シリーズ第二弾。


シリーズ第2弾も連作短編集で
「ちまき泥棒」「蛍の行方」「捨案山子」「緑の白菊」「大凧、揚がれ」「雛の微笑」「裸嫁」「風が来た道」
の計8編。
前作「お鳥見女房」に続き、相変わらずほとんどの登場人物たちが人情に篤いお話になっいます。
加えて、幕府密偵となって消息をたったままだった主の動向も描かれ、ハラハラさせられる部分も。
ですが、本質はやはり人情話。
私は「捨案山子」が好きです。
少し早い放生絵を行う鰻屋の主人を名乗る男と、矢島家ご隠居の姿を絡めて描いたものですが、しみじみしました。
| [国内作家:ま行]諸田玲子 | 18:10 | comments(0) | - |
お鳥見女房/諸田玲子
評価:
諸田 玲子
新潮社
¥ 540
(2005-07)
将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という裏の役割があった。
江戸郊外、雑司ケ谷の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務のため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。
そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけて来て…さまざまな難題を持ち前の明るさと機転で解決していく珠世。
その笑顔と大家族の情愛に心安らぐ、人気シリーズ第一作。


連作短編集になっており
「千客万来」「石榴の絵馬」「恋猫奔る」「雨小僧」「幽霊坂の女」「忍びよる影」「大鷹狩」
の計7編。
矢島家の幕府密偵という影のお役目を果たすために夫が旅立ち、敵討ちに巻き込まれ…と起こる出来事は結構派手で暗いものがあるのですが、どこまでも雰囲気が「ほのぼの」
肝っ玉母さんというよりも上品で静かで、しかし芯が強い珠世がさらっと解決していってくれます。
人情とか家族愛がテーマの時代小説が読みたくなったらこれは安心して手に取れるはずです。
| [国内作家:ま行]諸田玲子 | 17:54 | comments(0) | - |
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