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反自殺クラブ―池袋ウエストゲートパーク后神佚聴疥
今日も池袋には事件が香る。
風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。
伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。
集団自殺をプロデュースするインターネットの“クモ男”――。
ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾!


「池袋ウエストゲートパーク」第5弾。

短編集で
「スカウトマンズ・ブルース」「伝説の星」「死に至る玩具」「反自殺クラブ」
の計4編を収録。

安定した面白さを再認識した第5巻でした。
もちろん、シリーズ物の宿命というか、驚くような展開や新しい雰囲気はまったくと言ってよい程味わえないのですが、人には「いつもの」を求める習性もあるのです。

ただ、持ち直したように思えた第4弾よりは低調だったかな?と思います。
表題作の「反自殺クラブ」がもうちょっと派手だったら良かったのですが、開始4分の一で私程度の人間にオチや処理まで予期できるようではちょっと……。
さすが流行を抑えていると思った「死に至る玩具」は、それが痛々しかったかもしれません。
古臭くなっても「今」を描く、というのがコンセプトらしいシリーズですし、わからないでもない展開だとは思いましたが、先進国が人件費の安い発展途上国で利益を得る構図は別に中国でなくても昔からあるもの。
むしろ問題は日本の企業よりも中国での本質的な「人間の軽視」ではないのか、企業を叩くのも手ですが、それって根本的解決にはならないでしょ?とついつい考えて気分が悪くなってしまいました。
より安く作りより高く売るのは商売の基本ですからね〜。

ということで、4作の中で一番好きだったのは「スカウトマン・ブルース」でしょうか。
わりと古典的な風俗関連のお話でしたが、それだけにわかりやすいです。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 00:41 | comments(0) | - |
電子の星 池袋ウエストゲートパークIV/石田衣良
アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。
通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?
「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。
切れ味、スピード、さらに快調。


「東口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベビー」「黒いフードの夜」「電子の星」
の計4編を収録。
前作よりもちょっと持ち直したかな?と思わないでもないですが、やはり当初の新鮮味はないと思います。
気に入ったのはビルマから来た少年の「黒いフードの夜」ですが、解決策がみえみえだったのがネックか。
表題作の「電子の星」はちょっとグロイのですが、人体損壊ショーがネタになっている小説を他にも読んだことがあったので(ネタバレになるのでどの作品とは言えませんが)それほど気になりませんでした。
でも引っかかった単語があった方は読む前にご注意下さい。
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 11:58 | comments(0) | - |
骨音 池袋ウエストゲートパーク掘神佚聴疥
世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?
池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。
現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!
ますます快調のTV化話題作。


「骨音」「西一番街テイクアウト」「キミドリの神様」「西口ミッドサマー狂乱」
の計4編収録。
表題作はホームレス連続襲撃事件を追いかけるマコトとGボーイズというお約束で楽しめるのですが、一番好きで一番残念なのは「西一番街テイクアウト」
私は主人公のマコトが「おふくろは…」と地の文で何度も説明し登場させるというのに、決してご母堂本人は表立って出てこない点が好きだったので、好みのお話であると同時に「おふくろ」が大活躍したことにショックを受けました。
(後、未見だったテレビドラマを見て、最初から「おふくろ」がきちんと出演しているのを見てさらにガックリしましたが、これはまた別の媒体の話です)
全体的に見て、残念ながら3作目にしてパワーダウンは否めません。
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 11:51 | comments(0) | - |
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク供神佚聴疥
自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。
その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!
マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが…。
池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。
爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。


連作短編集で
「妖精の庭」「少年計数機」「銀十字」「水のなかの目」
の計4編を収録。
「妖精の庭」はごく普通の女性たちの部屋をインターネット上で「覗き見」できるシステムと、マコトの小学生の時の同級生の話。
表題作「少年計数機」は、数を数え続けている少年・ヒロキと誘拐。
「銀十字」は合計百四十歳を超えるコンビの痛快な話。
そして、書き下ろしの「水のなかの目」はちょっと後味が悪い、長さでいえば中編作品。
やはり表題作は印象深いのですが、「水のなかの目」はヘビーで、そういう意味で忘れられない一篇です。
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 11:36 | comments(0) | - |
池袋ウエストゲートパーク/石田衣良
評価:
石田 衣良
文芸春秋
¥ 570
(2001-07)
刺す少年、消える少女、潰し合うギャング団…。
ストリートの「今」を鮮烈に刻む青春ミステリーのニュービート。
オール読物推理小説新人賞受賞。


連作短編集で
「池袋ウエストゲートパーク」「エキサイタブルボーイ」「オアシスの恋人」「サンシャイン通り内戦」
の計4編。
表題作は主人公・誠のいわば“デビュー”事件。
同じチームの女の子が「ストラングラー」と呼ばれる絞殺魔に殺されたことから、誠はストリートギャングのヘッドで友人の崇に協力を仰いで犯人を逮捕するがしかし…。
というストーリー。
途切れ途切れの文章も構成もすっきりしていて軽快。
特に断章を寄せ集めた形式は好みです。
ドラマ化して人気があるという情報で嫌悪していた自分をひたすら反省した出来でした。
著者自身がクラシックファンということが影響してか、誠は事件で関わりがあった後にそれにはまっていくのですが、その特徴もこういうミステリではよくある、妙に老成した視点を持つ主人公に合っていて違和感がありません。
ストリートギャングに売春、強姦事件にクスリに風俗と「いかにも」な内容が並ぶのですが、語り手の目線がぶれないので読後感は悪くないです。
もちろん何もかもハッピーエンドというわけではない点も良いですね。
シリーズ第1作目のこの作品に関しては、かなり満足しています。
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 16:15 | comments(0) | - |
4TEEN/石田衣良
4TEEN
4TEEN
石田 衣良

東京湾に浮かぶ月島。
ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。
ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。
それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない―。
友情、恋、性、暴力、病気、死。
出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。
直木賞受賞作。


もともと他の作品でも妙な説教臭さ(それもほのめかすのではなく、ストレートに文章にしてしまっているような恥ずかしさ)を感じさせる作家さんだと思うのですが、これは酷い。
これに「青春」を感じる大人がいるとしたら、それこそ直木賞の選考委員ぐらいじゃないのか、と言いたくなるストーリーでした。
登場人物たちもそれぞれ、14歳とは思えぬ老成ぶりを晒していて、もちろん子供っぽい嗜好や行動もあるのですが、それは「大人が想像する子供らしさ」でしかありません。
今時の子供が好きそうな物事をアクセサリー的に登場させるだけでは小手先に過ぎません。
もっと小難しいことを言って(書いて)いても、やっぱり中学生だな、と思わせるような表現を持った小説もあるというのに、ちょっとがっかりしました。
酷い言い草だということは十分理解していますが、それでも言います。
読む必要のある小説とは思えませんでした。
| [国内作家:あ行]石田衣良 | 23:45 | comments(0) | - |
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