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陰摩羅鬼の瑕/京極夏彦
文庫版 陰摩羅鬼の瑕
文庫版 陰摩羅鬼の瑕
京極 夏彦

「おお!そこに人殺しが居る!」
探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。
嫁いだ花嫁の命を次々と奪っていく、白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」。
その主「伯爵」こと、由良昂允とはいかなる人物か?
一方、京極堂も、呪われた由良家のことを、元刑事・伊庭から耳にする。
シリーズ第八弾。


このシリーズ作品でなかったらミステリとしては呆れていたかもしれない第8作。
これほど展開・犯人・動機がミエミエな作品を久しぶりに読みました。
ですが、「塗仏の宴」からの軌道修正は感じましたので、かろうじて及第点。

↓今回も3分冊。
分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(上)
分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(上)
京極 夏彦

いままで結婚前からの流れで私がノベルス版を買い旦那さんが文庫版を買っていたので、文庫での修正が確認できたのですが、彼に「宴」で懲りたのか「もう買わないし読まない」と言い出されて困っています。
買うべきか否か。
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 12:36 | comments(0) | - |
塗仏の宴 宴の支度・宴の始末/京極夏彦
文庫版 塗仏の宴―宴の支度
文庫版 塗仏の宴―宴の支度
京極 夏彦

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。
「知り―たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。
非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。
敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。
十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。
シリーズ第六弾。

文庫版 塗仏の宴―宴の始末
文庫版 塗仏の宴―宴の始末
京極 夏彦

「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねぇ」。
その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。
接点は果たしてあるのか?
ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴」の驚愕の真相。


新作が出る(出た)のをきっかけに再読しているシリーズなんですが、これは読んでいません。
しかも納得ができない!
そういう作品こそ再読しろよ、というお叱りは甘んじて受けましょう。
でも面白くない長い作品は読めないですよ…。
いえ、いくらミステリすれすれ作品だと了解していても、これはないです。
これを許すと前提がおかしくなる。
前作第5作がすっきりしていただけに残念でした。
登場人物の多さはまさに「宴」という感じなんですけどね。
それに関口君の扱いに涙が…(←結局そこか)

↓分冊は「支度」「始末」ともに3冊。
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上)
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上)
京極 夏彦
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上)
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上)
京極 夏彦
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 12:23 | comments(0) | - |
絡新婦の理/京極夏彦
文庫版 絡新婦の理
文庫版 絡新婦の理
京極 夏彦

当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目潰し魔。
連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。
中心に陣取るのは誰か?
シリーズ第五弾。


たぶん「ミステリ小説」として一番出来が良い第5弾。
作家として文章はだんだんうまくなっていたわけですが、設定も構成も考え抜かれていてラストにはため息。
何か書いたら即ネタバレになりそうで怖いです。
過去4作の登場人物が多く出てきますので、是非復習をなさってから読まれることをおすすめいたします。
私は関口偏重女なので、このまま出てこないの!?というぐらいの存在感のなさに泣きました。
(ということで出来が良いのは認めつつ、好きではない…)

↓この作品も4分冊に。
分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉
分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉
京極 夏彦
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 12:12 | comments(0) | - |
鉄鼠の檻/京極夏彦
文庫版 鉄鼠の檻
文庫版 鉄鼠の檻
京極 夏彦

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。
箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。
謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。


実はシリーズで一番素直に好きな第4作。
これには「え?」と言われたことも多々あります。
私が「○○の中で一番好き」と言う作品は、大体他での評価が低いので慣れっこです。
好きな理由は様々。
タイトルがいい、思い入れの深い第1作のキャラクタの再登場、禅への個人的興味等々。
加えて、非現実的な殺人・死体遺棄理由が私にはツボ。
もともとこのシリーズに当たり前の動機など求めてないのですが、これではある意味納得できたのですね。
某大御所作品のように、納得できて阿呆らしいのが大好きなんです。
いつもの薀蓄部分は多少難しいので、じっくり読まれることをおすすめします。

↓ノベルス版購入者の私も、手が疲れる…と思った分厚さはついに4分冊へ。
分冊文庫版 鉄鼠の檻〈1〉
分冊文庫版 鉄鼠の檻〈1〉
京極 夏彦
4冊表示させるのも面倒なので1巻のみ。
文庫版の利点の一つ、読みやすさを重視するなら分冊の方が良いのかもしれません。
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 11:57 | comments(0) | - |
狂骨の夢/京極夏彦
文庫版 狂骨の夢
文庫版 狂骨の夢
京極 夏彦

夫を四度殺した女、朱美。
極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。
神を信じ得ぬ牧師、白丘。
夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。
海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。
遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?
著者会心のシリーズ第三弾。


物語のインパクトは薄いかもしれませんが、謎解きに関しては結構好きな第3作です。
何故好きかを語ると完全なネタバレになるので自粛。
(ミステリの感想を書くのは難しい…)
ただ関口好きな私は、そういう意味でもちょっと不満でした。

↓これは2分冊でもいけたような気がする分冊版
分冊文庫版 狂骨の夢 上
分冊文庫版 狂骨の夢 上
京極 夏彦
分冊文庫版 狂骨の夢 中
分冊文庫版 狂骨の夢 中
京極 夏彦
分冊文庫版 狂骨の夢 下
分冊文庫版 狂骨の夢 下
京極 夏彦
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 11:47 | comments(0) | - |
魍魎の匣/京極夏彦
魍魎の匣―文庫版
魍魎の匣―文庫版
京極 夏彦

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。
箱を祀る奇妙な霊能者。
箱詰めにされた少女達の四肢。
そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。
探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。
果たして憑物は落とせるのか!?
日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。


大体デビュー作が評価された作家さんというのは2作目は「うまくなってるけどこじんまりしたね」とかって言われるのがおちだと思います。
が、これはますます気持ちの悪い進化を遂げております。
想像力の豊かな方は、食前食後はやめた方がいい。
もともと時代設定からして戦後のエログロ混乱期は背景にあるのですが、1作目より怖いです。
個人的にはこれが一番の衝撃作。
どのシリーズでも語り手に感情移入しがちな私は1作目の関口にすっかりはまってしまったのですが、その彼を巻き込んだラスト、そして本当のエピローグと立て続けにうならされました。

↓「まさに匣!!」な文庫は持ちにくいという方は分冊で。
分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉
分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉
京極 夏彦
分冊文庫版 魍魎の匣〈中〉
分冊文庫版 魍魎の匣〈中〉
京極 夏彦
分冊文庫版 魍魎の匣〈下〉
分冊文庫版 魍魎の匣〈下〉
京極 夏彦
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 11:35 | comments(2) | - |
姑獲鳥の夏/京極夏彦
文庫版 姑獲鳥の夏
文庫版 姑獲鳥の夏
京極 夏彦

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。
東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。
娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。
文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。


デビュー作にして衝撃のシリーズ第1作。
そしてこれに味をしめた講談社ノベルスにメフィスト賞を作らせた問題作。
友人にすすめられて読んだ時には、あまりの出来にすぐさま2作目を探しに本屋へ走らされたものです。
ただ、読了後すでに「これはミステリじゃないよ…」と思ったのも事実。
散りばめられた薀蓄やその分厚さにだけでなく、納得できないという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、単純に、そして圧倒的に面白い!

↓私はあの厚みにこそ惹かれるのでおすすめしませんが分冊版もあります。
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上
京極 夏彦
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 下
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 下
京極 夏彦
| [国内作家:か行]京極夏彦 | 11:19 | comments(2) | - |
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