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検屍官/パトリシア・コーンウェル、相原真理子訳
評価:
パトリシア コーンウェル
講談社
¥ 820
(1992-01)
襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。
バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。
犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。
最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が――。
MWA処女作大賞受賞の傑作長編。


検屍官シリーズ第1弾。

バージニア州リッチモンドで繰り返される連続レイプ殺人事件。
検屍局長のケイ・スカーペッタは、3番目の現場に夜中呼び出される。
被害者は女性医師で、発見者はその夫だった。
どんどん残虐さを増していく犯行の形態と、必ず現場に残されるキラキラ光る粒子、そして反りの合わない刑事マリーノが考える「夫犯人説」に振り回されるスカーペッタだったが……というストーリーです。

友人に貸していたらしい(貸した記憶もあやふや)シリーズが戻ってきたので、再読です。
大学に入りたてぐらいに読んだような気がしますが、本国での登場は90年(初版は92年)と20年近く前のベストセラーシリーズです。
困ったことに途中でシリーズ作としての展開に我慢ならなくなってしまい、購入をストップしたのですが、今回再読して続きを買いたいとは思えず……。

ただこの1作目は普通に面白いです。
読みにくいというか、ストーリーのわりに盛り上がらない雰囲気なのはたぶん訳が固いせいで、連続レイプ殺人犯を追いかけながら、主人公の女性検屍官が身内のゴタゴタや自分の恋人との関係に悩む様子はいかにもなアメリカンサスペンス・ミステリで、人気になったのがよくわかります。
犯行は気持ちが悪いですし、検死の様子は面白い。
しかし純然たるミステリと考えるには、ラストが突然です。
この突然さも海外作品だなぁと割り切れるようになった今となっては嫌いではありませんが、駄目な方は駄目かと。
(海外ミステリにもきちんと“本格”がありますからね)

この作品紹介(文庫裏)で、スカーペッタが美人であることをはじめて知ったような……。
すっかり内容を忘れていてそれなりに楽しんだのですが、少なくともスカーペッタの性格は“美人”ではないと思います。


JUGEMテーマ:読書
| [海外作家:A〜E]パトリシア・コーンウェル | 11:08 | comments(0) | - |
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