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死亡推定時刻/朔立木
山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。
警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。
少女は死体となって発見された!
県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。
執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。
有罪は確定してしまうのか?
そして真犯人は?
現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作。


建設業で幅を利かせている渡辺恒蔵の娘が誘拐される。
「チャンスは一度だけだ」という犯人からの言葉通り、身代金受け渡し指示に警察によって従わなかったため、娘は死体で発見される。
「お前ら警察のせいで娘は死んだ」と有力者である父親から脅された警察幹部は、身代金受け渡しに失敗した後で死んだのか、それとも誘拐直後に殺されたのか、誤魔化すように指示。
そして本当の死体第一発見者である男を、犯人として逮捕するが……というストーリーです。

冤罪が作られていく手順を鮮やかに描いております。
普通のミステリ・サスペンスだと思って読み始めると、違和感を憶えるでしょう。
私がそうです。
しかし、この小説で評価できるのはその着眼点のみ。
小説としては全然面白くありません。
「小説の」文章を書く練習をしてきて欲しい。
法曹界の人物らしい著者の意見を入れたいのであれば、小説という手段を取らずに正面からノンフィクションで勝負するべき。
知識と体験に裏打ちされた、細かくてリアリティのある描写とやらは、外側から調べて後は想像力の作家に簡単に負けてしまうものでしょう。
それが文章の良さというやつです。
小説だと思って読み始めた読者を最初の数ページでがっかりさせる、その能力には頭が下がります。
正直、面白いとか面白くないとかそういうレベルになく、合いませんでした。

ただ、アイデアとしては良いので、ドラマ化はよい案だと思います。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:さ行]朔立木 | 00:10 | comments(0) | - |
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