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黒体と量子猫 2 ワンダフルな物理史[現代篇]/ジェニファー・ウーレット、金子浩他訳
現代物理の難しそうな概念も、映画や小説や時事ニュースに読みかえていくと、意外と味わい深いものだ。
光の二重性を理解するには『ジキル博士とハイド氏』を想像しよう。
相対論の考え方を知るには、映画『羅生門』が役に立つ。
あるはずなのに見つからないニュートリノの謎には、ポーの推理小説『盗まれた手紙』で、複雑系を知るなら『ジュラシック・パーク』だ。
一味違った視点から物理史を楽しむ科学コラム集。


「黒体と量子猫」の第2巻です。

この2巻は「現代篇」とあるだけあって、量子の話からはじまり、バタフライ効果や超ひも理論までの内容となっております。

ここでようやく、タイトルにある“黒体”が何かがわかりました。
エネルギーの完全な放射体にして吸収体、という現実には存在しないものだそうです。
全然知らなかったです。
……というか、第1巻はまだ古典なだけあって概念が理解しやすかったのですが、現代篇は私には無理でした。
アインシュタインのせいで、話が飛躍しすぎています。
量子力学を、または特殊相対性理論を私の頭でカケラでも理解しようと考えることがおこがましいのかもしれませんが、わかりやすく噛み砕くように書いてくれているのに情けないです。
話が原爆開発に至った時は、ホッとしました。
(その後すぐに量子電磁力学なるものに話がうつり、意味のわからなさに頭をかかえましたが)
全体的には、1巻では面白いと感じた映画などの比喩表現をやや鬱陶しく思った部分もありましたが、それでも同じように楽しめたかと思います。

最後に失礼なお話をしますが、タイトルがあまり長くなりすぎるので、訳者の方を省略してしまいました。
実際は「金子浩、小野木明恵、大山景子、野中香方子、水谷淳訳」です。


JUGEMテーマ:読書
| [海外作家:K〜O]ジェニファー・ウーレット | 22:18 | comments(0) | - |
黒体と量子猫 1 ワンダフルな物理史[古典篇]/ジェニファー・ウーレット、尾之上俊彦、飯泉恵美子、福田実訳
わたしたちの社会の基礎をつくった偉大な発明の陰には、開発者たちの献身と科学への愛、そして過剰なまで競争心があった。
たちえば、ベルはライバルを出し抜いて電話機の発明者の座におさまった(でも、本当の発明者は別にいた!)。
エジソンは発電法をめぐってテスラと対立し、相手の方法の危険性を示すために電気椅子を開発している。
一癖も二癖もある科学者たちの驚天動地のエピソードで辿る物理の歴史。


「黒体と量子猫」の第1巻です。

内容は[古典篇]と副題についているように、ルネッサンスや地動説から始まり、最終的にはテレビの開発のお話までとなっております。

どちらかというと馴染みのある人物や話が登場し、今現在は「当たり前」になっているものの発見や開発についてのものだということもあって、物理と聞くと逃げ出してしまいそうな(事実中学生の頃の「理科機廚任里瓦初期の物理以来教科書に触れたこともありません)私のような人間でも楽しく読むことができました。
数学や科学、物理といったものそのものについての作品ではなく、完全に「読み物」です。
それは、「ダ・ヴィンチ・コード」や「アダムス・ファミリー」といったお馴染みの作品を例に出して読者の興味を惹いていることでもあきらか。
導入としてはわかりやすです。
(多少知らない作品もありましたが)
もちろん、そのものの説明もうまくあっさりと説明していて、わけがわからないままということはありません。
重力の話「重力の導師――一六八七年七月・ニュートンの『プリンキピア』出版」なんかよくわかりました。
話題があちこちに飛ぶので、ひとつひとつの短さを少し残念に思う部分もありましたが、もとがコラムなので仕方がありません。
逆に、少しずつ読み進めることができて良いのかもしれませんね。

しかしエジソンの卑劣さ(と書くと誤解を呼びそうですが)は凄い。


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| [海外作家:K〜O]ジェニファー・ウーレット | 16:04 | comments(0) | - |
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