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太陽からの風/アーサー・C・クラーク、山高昭・伊藤典夫訳
評価:
アーサー・C. クラーク
¥ 840
(2006-04)
途方もなく大きな円形帆は、惑星の間を吹く太陽からの風を受けていっぱいにふくらんでいた。
レース開始まであと3分。
これから地球を2周して、その加速で地球から脱出し、月へとむかうレースが始まる……男たちの夢とロマンをのせ、宇宙を疾駆する太陽ヨットレースを描いた表題作をはじめ、木星の生命体との驚異のファースト・コンタクトを見事に描き、ネビュラ賞を受賞した「メデューサとの出会い」など全18篇を収録。


短編集で
「神々の糧」「大渦巻供廖峙韻もの」「太陽からの風」「秘密」「最後の命令」「Fはフランケンシュタインの番号」「再会」「記録再生」「暗黒の光」「史上最長のSF」「ハーバード・ジョージ・モーリー・ロバーツ・ウエルズ殿」「あの宇宙を愛せ」「十字軍」「無慈悲な空」「中性子星」「地球の太陽面通過」「メデューサとの出会い」
の計18編を収録。

本当に著者最後の、となってしまった短編集です。
解説によると、これが1972年に出版されて以来クラークは短編から離れたらしく、もともと「最後の短編集」ではあるのですが……「はしがき」での「わたしは、二〇〇一年の出来事を、断じてこの眼で見るつもりだ」という希望は叶えられたものの、二〇一〇年を前にしての著者の逝去は残念でした。

これぞSFという感じの作品集です。
さすがに60年代に書かれた作品ばかりとあって、古臭いもの(特に政治体制についてのものは古い)も目につきますし、アイデアだけの本当に掌編としか言いようがない短いものも多いです。
しかし「太陽からの風」、「大渦巻供廖◆屮瓮妊紂璽気箸僚于颪ぁ廚裡格圓郎でも不思議な感動があります。
なんてことはないストーリーです。
表題作も説明しようと思えば一文で可能でしょう。
それなのに納得させられるのは、さすがとしか言いようがありません。
共通する端正な印象は、著者のカラーなのでしょうね。


JUGEMテーマ:読書
| [海外作家:A〜E]アーサー・C・クラーク | 20:20 | comments(0) | - |
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