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心霊探偵八雲7 魂の行方/神永学
評価:
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 620
(2011-10-25)

友だちが、神隠しにあった――晴香のもとに、助けを求める電話をかけてきたのは、晴香が以前、教育実習の際に担当となったクラスの児童・大森真人だった。
それを聞いた八雲は調査のため一路長野へ向かう。
一方、石井のもとには、護送車が事故を起こしたとの緊急連絡が入った。その車は、あの七瀬美雪を乗せていたというが……!?
2つの事件の舞台は、鬼が棲むという伝説が伝えられる信州鬼無里へ!
新展開のシリーズ第7弾。


心霊探偵八雲シリーズ第7弾。

一ヶ月前の事件をきっかけに、後藤は家族の温かみを知り、八雲は隠していた赤い眼を晒して出歩くようになっていた。
そんな時、晴香の元教え子・真人から「友達が神隠しにあった」という連絡がある。
助けを求めている真人の元へ、八雲と晴香は後藤の車で向かうが……というストーリーです。

徐々に徐々に両目が赤い男の謎が解けていっていて、そろそろ物語も終盤ということを予感させる内容でした。
鬼無里が舞台ということで、テーマは「鬼」。
鬼というと様々な解釈が浮かびますが、ずばりそれを幽霊だと設定してうえで様々な鬼を表現し話を展開させていくところは結構上手いと思いました。
本当に、これで表現力と文章力があれば……と毎回思っちゃいます。
せめて人物描写が良ければもっと評価出来るのに。

不満は、これといったこの1作での謎がないこと。
ラストも、お手本のような「続く」で、いかにも途中巻なんですよね。
まとめに入りたい気持ちはわかりますが、シリーズラストが何となく予想出来たら読むのをやめてしまう私みたいな読者もいることですし、派手にやって欲しいです。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 21:46 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆/神永学
評価:
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 620
(2009-10-24)

一心の口から語られる驚くべき八雲の過去に、晴香は涙する――中学教師の高岸明美は、他人を寄せ付けず、寂しげな目で教室にたたずむ1人の少年のことが気になっていた。
彼の名は斉藤八雲。
“幽霊が見える”と噂され、クラスメートから疎まれる孤独な少年を、明美は必死に理解しようとするが……迫りくる恐るべき事件の影、その先に待ち受ける最大の悲劇、その時八雲は!?
謎に包まれた過去が明らかになる、衝撃の八雲少年時代編。


心霊探偵八雲シリーズ番外編。

短編集で
「それぞれの願い」「亡霊の叫び」「添付ファイル 憧れ」
の計3編を収録。

「それぞれの願い」は、一心が晴香に語る形式で、十五歳の頃の八雲に起きた事件について扱ったもの。
「亡霊の叫び」は、その後に起きた事件で、今度は後藤刑事が晴香に、そして「憧れ」は「それぞれの願い」の後日譚です。
過去編がメインの短編集ですが、現在の八雲を形作ったターニングポイントになっていて、ここでしか生きていた頃の姿が確認できないキャラクタもいて、本編を補完するものとなっています。
すでに起きた事件を語るという静かな形式のせいか、いつもの妙なテンションが抑え目で、ひねくれた八雲とクラスメイトたちの関係なんかも15歳と言われれば納得の幼さで違和感が少なく、面白く読めました。
この人は大人を描いては駄目な気がします。

断片的に語られていた過去がわかるだけに、「番外編」と書いてしまいましたが、シリーズを追いかける方は読んでいた方が良いかと思います。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 23:57 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲6 失意の果てに/神永学
評価:
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
(2010-09-25)

評価:
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
(2010-09-25)

“絶対的な悪意”七瀬美雪が逮捕され、平穏が訪れたかに思えたのもつかの間、収監された美雪は、自ら呼び出した後藤と石井に告げる――私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す……。
拘束された身である美雪には、物理的に不可能な殺人の予告。
しかし、彼女の目はなぜか自信に満ち溢れていた。
本当にそんなことが可能なのか!?
後藤は疑心にかられつつも、一心を守ろうと決意する。
八雲の叔父を狙う、美雪のその真意とは――。


「心霊探偵八雲」シリーズ第6弾。

拘置所に収監されている七瀬美雪から、後藤と石井にだけ「警察に知られていない殺人」について話したいと指名された二人は、そこで彼女がこれから拘置所にいながら、八雲の叔父・一心を殺すと予言する。
不可能だと思いつつも、二人は一心の警護につく。
その頃八雲は、一心の紹介で病院に出るという少女の幽霊を調査していたのだが……というストーリーです。

シリーズ第6作目(番外編である「絆」を入れると7作目)は、結末だけなら非常にシビアなものでした。
今までも主要登場人物が酷い目にあったり、死亡者が出たりは普通にありましたが、今回はまた別格。
さらにシリーズ通しての謎もひとつわかって、腑に落ちるというか、なるほどと思わせてくれました。
……それなのに、なんていうか、その覚悟のようなものが本書から感じられません。
文章の癖やキャラクタがふわふわしている点は覚悟して読んでいるわけですが、それでも、深刻なはずの内容があっという間に展開してしまって、スカスカな印象なのです。
ミステリの部分は珍しく好みなだけに、もう少しでも良いから重厚さが見られたら、と残念でなりません。
ただ、その「ミステリの部分」ですが、この単品だけを読んでしまうとびっくりしてしまうオチかもしれません。
著者に慣らされてきて、ちょっとやそっとのトリックでは驚かないつもりでしたが、そんなのあり?とついつい思ってしまいました。
これには感心。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 00:31 | comments(0) | - |
タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾/神永学
真田省吾、職業は探偵。
養護施設で育ち、元警視庁の敏腕刑事に拾われ事務所に住み込みで働いていた。
ある日、謎の美少女から奇妙な依頼が持ち込まれる。
「私の夢の中で殺される人を助けて」。
彼女は人の死を予見する能力を持ち、それが現実になる可能性、これまで100%――この予知夢に法則はあるのか、そして運命は変えられるのか?
人気絶頂アクション・クライムミステリー。


天命探偵真田省吾シリーズ第1弾。

探偵事務所で働く省吾は、ある日浮気調査の途中で車椅子の美少女と出会う。
後日、強烈な印象を残していた彼女から、とある人物の調査を頼まれる。
嘘で塗り固められた依頼内容であると見破ったものの、調査対象者が事務所所長の刑事時代の仲間の娘であったことから、それを受けたのだが……というストーリーです。

相変わらずの下手な文章と人物描写に頭が痛くなりそうでしたが、設定と展開は悪くありません。
個人的にはミステリに異能力が混ざるのが嫌いなので、オカルトから離れて物語が作れたら良いのになぁという思いもありますが、そうすると(例えば少女が予知夢を見るのではなく何らかの犯罪の証拠を見てしまい、依頼するとか)「どこかで読んだ?」風なありきたりになりそうですし、志乃という少女のキャラクタもうまく立たなくなりそう。
オカルト要素を入れることで、著者の作品は「読める」レベルになるのかもしれないとも思えます。
下手な文章も読みやすいと言えば読みやすいので、エンタテイメント作品としては悪くないかと。
ただ、ラノベ風な設定や美しくない文体に嫌悪感がある方にはオススメしません。
こんなものだよね、と読める方限定です。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 14:27 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲 5 つながる想い/神永学
評価:
神永 学
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 660
(2009-06-18)

八雲が消えた――!?
15年前に起きた猟奇殺人事件の現場で、ビデオカメラに映り込んだ、恐ろしい形相をした女性の幽霊。
八雲は相談を受けるが、その映像を見たとたん、なぜか突然姿を消してしまう。
一方、時効成立間近に姿を現した、殺人事件の容疑者を追う後藤刑事までもが行方不明に。
いったい2人はなぜ姿を消し、何処へ行ってしまったのか!?
今、晴香の命をかけた八雲捜索が始まる――大人気シリーズ、緊迫の第5弾。


「心霊探偵八雲」シリーズ第5弾。

15年前に起きた一家惨殺事件。
その現場で撮影したビデオに女性の幽霊が映っていると相談を受けた八雲だったが、確認後意味深な言葉を残して姿を消してしまう。
一方、その事件の犯人を時効間際に発見した後藤刑事まで、事件現場の家から行方不明に。
その生存を信じ、晴香と石井刑事は行動するが……というストーリーです。

第4巻で明かされなかった謎が解明される第5巻となっております。
八雲と確執のある謎の父親との関係はまだまだですが、4巻での「え?どういうこと?」という存在が再登場して引っ掻き回してくれます。
しかし後付け設定か?というぐらいに唐突なものが何点も。
ひとつならまだしも、もうちょっと伏線があると良いような気がしてなりません。
(あったのを私が見逃すか、すっかり忘れている可能性も大ですが)
あと、ミステリで催眠という言葉を読むと、どうしても読後感が悪くなります。
そんな誰も彼も信頼出来ない語り手状態で、それでトリックを作られても困るという気分なんですね。
ですが、まあこのシリーズは、ミステリは要素程度。
許容範囲でした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 00:25 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲 4 守るべき想い/神永学
評価:
神永 学
角川グループパブリッシング
¥ 620
(2009-02-25)

教育実習のため、とある小学校にやってきた晴香は、幽霊が見えるという寂しげな少年・真人に出会う。
真人は晴香に「自分は呪われている」と告げるが……。
一方八雲は、真人の通う小学校で起こった幽霊騒動を追ううちに、手首だけを残し、骨まで燃え尽きた謎の死体を発見する。
人間業とは思えない超高温で焼かれた異常な状況。
果たして犯人は人間か、それとも!?
八雲の赤い左眼が再び煌めく、人気シリーズ第4弾。


「心霊探偵八雲」シリーズ第4弾。

教育実習先の小学校で、幽霊が見えるという少年と出会う晴香。
実際にその学校では幽霊が出るという噂があった。
その子が気になった晴香は、八雲に現場を見るよう依頼する。
一方、後藤と石川の両刑事は、父親殺害の容疑で逮捕されたものの精神鑑定中に逃走した犯人捜査の一環で、上司の宮川からプロファイリングの専門家である精神科医・佐々木の元を訪ねるよう命令されるが……というストーリーです。

3巻の感想を書いていないことに気が付いた(というより5巻の感想を書こうとしたら2巻までしか書いていなかった)のですが、その3巻が行方不明です。
本棚の整理をいまさらするのが面倒なので、前巻は発見次第ということで、4巻の感想です。

このシリーズ、完全にジョブナイルというかラノベというか、そういうつもりで読んでおります。
さくっと読めて、簡単で、重いものを読む気力に欠ける時には最適。
それでも、ディティールや筋は好きでも、文章と構成に度々つまずきます。
慣れてきたつもりでしたが、やっぱりもうちょっと何とかならないのかと要求したくなってしまいます。

内容はミステリ寄り。
すぐに筋が想像できてしまいますが、このネタは結構好きです。
人体発火現象はオカルト作品では扱われて当然な話で、この処理もなかなか。
八雲と晴香のラインが、後藤たちが追いかける事件と絡むのが、いつものこととはいえ早すぎるのが気になりますが、新キャラクタも登場しシリーズ作らしい引きもあって、次巻が楽しみな一冊でした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 00:11 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲 2 魂をつなぐもの/神永学
評価:
神永 学
角川グループパブリッシング
¥ 580
(2008-06-25)
恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、死者の魂を見ることができる八雲のもとを再び訪れる。
しかし、八雲は相変わらずのつれない態度。
そんなとき、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。
晴香も巻き込まれ、絶体絶命の危機に!?
幽霊騒動と誘拐事件――複雑に絡み合う謎を、八雲は解きほぐすことができるのか、そして晴香の運命は!?
驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第2弾!


「心霊探偵八雲」シリーズ第2弾。

友人から川で不思議な体験をしてから幽霊が見えて困っているという相談を受け、つい解決を約束してしまう晴香。
しかし八雲のもとに行ってみれば、後藤刑事と新任の石井刑事が相談事に訪れ、相談することなく一人で解決しようと川へ……。
そして溺れかけてしまう。
一方の八雲は、世間を賑わしている連続少女誘拐殺人事件の捜査に関われずに妙な命令を上司からもらってしまった後藤刑事から頼まれ、何かに憑かれたらしい署長の娘を「見に」行くのだが……というストーリー。

1巻より面白くなっていて驚きました。
まどろっこしい設定(人物含む)の説明がなくなっただけで、こんなにすっきりするのかと感心しました。
また連作短編形式だった1巻とは異なり、長編となっているのも良くなった原因かもしれません。
謎としてはそう派手なものはありませんが、幽霊が見える探偵役の主人公の特殊能力をうまくストーリーに組み込んでいて好感が持てました。
幽霊というネタと実際に起きている殺人事件との組み合わせはなかなか良いです。
あと、ヒロインの晴香との仲が進みそうで進まないところが大好き。
この設定に弱いのですよね……。
シリーズ途中巻としての謎も残しつつ、1冊でもまとまっていて、2巻を買おうかどうしようか迷って買ったかいがありました。
続編の文庫化も楽しみに待ちます。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 22:11 | comments(0) | - |
心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている/神永学
学内で幽霊騒動に巻きこまれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。
しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。
思い切って相談を持ちかける晴香だったが!?
女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人……次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー登場!!


「心霊探偵八雲」シリーズ第1弾。

連作短編集で
「開かずの間」「トンネルの闇」「死者からの伝言」
の3編に、文庫書き下ろしの
「忘れ物」
を加えた計4編が収録されています。

その中でもファイル気箸Δ燭譴拭岾かずの間」は、語り手である晴香と霊を見ることが出来る青年八雲の出会い編です。
幽霊が出るという大学内の廃屋に肝試しに行った友人の様子がおかしいことに心を痛める晴香は、「映画同好会」にいるという男が超能力を持っているという噂を聞き訪ねる。
しかしその男、斉藤八雲は一言どころか三言は多いような嫌な人物だった。
相談せずに帰ろうとする晴香だったが、自分しか知らないはずの幼い頃に死んだ双子の姉のことを当てられ、しぶしぶ彼を信用することにするが……というストーリーで、ここから彼らの腐れ縁が、といった雰囲気でした。

正直なところ、文章はやけにさっぱりしていますし、語り手の描写も何だか幼稚。
もうちょっと書き込んでも良いのではないかとついつい思ってしまいます。
最近垣根が低くなってきたとは感じますが、これはジュブナイルででしょう。
期待して手にしたので、やや拍子抜けです。
ただ、片方の赤い目で霊が見えるという漫画的な設定は嘘でも何でもなくその通りなので、通常の探偵のような推理は出来ませんし、このぐらいで良いのかもしれません。
(もちろん、霊視だけでなくそれなりに読者を納得させるような証拠は登場するのでご安心下さい)
この設定は結構魅力的でした。
また、八雲と語り手の晴香の関係が全然進展しなさそうなところが好きです。
少年漫画の手法でしょうが、それだけに受け入れやすいです。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]神永学 | 16:30 | comments(0) | - |
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