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被匿―刑事・鳴沢了/堂場瞬一
西八王子署管内で代議士が不審死。
ろくな捜査もないまま事故と断じられる。
苛立つ鳴沢に地検から、死んだ議員が近々大規模収賄で事情聴取される予定だったとの裏情報が入る。
捜査を始めた鳴沢は議員が当夜女と一緒にいたことを突き止めるが……自殺か?
それとも他殺か?
事件は思いがけず旧知の人物へとつながっていき――。
書き下ろし長篇。


刑事・鳴沢了シリーズ第8弾。

アメリカでの一件の後、研修が打ち切られ日本に戻ってきた鳴沢は左遷と思われる人事で西八王子署に赴任する。
その前日、八王子を地盤とする3世議員が死亡し、事故と警察は発表する。
自分が赴任する前に決着した事件ではあったが、聞き込みすらしていないことを知った鳴沢は単独行動を起こす。
それを待っていたかのように、地検特捜部の検事を名乗る男から接触され……というストーリー。

前作で首を傾げたせいか、今回日本が舞台でいつもの雰囲気に戻ってホッとしました。
シリーズものらしく、過去の登場人物が出てきて馴染みがあります。
加えて、いつも一人で突っ走る鳴沢に今回は藤田という良い相棒ができて、雰囲気が良かったです。
ラストもいい。
事件自体は、もともとこのシリーズは読者に推理を要求するタイプではなくサスペンス物ですから、本作でも流れは読めてしまうのですが、それでもそこそこ楽しめました。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 21:21 | comments(0) | - |
血烙/堂場瞬一
評価:
堂場 瞬一
中央公論新社
¥ 900
(2007-02)
勇樹がバスジャックに!
駆けつけた鳴沢が見たのは射殺された犯人だけ。
NY、アトランタ、マイアミ――勇樹奪還のため、鳴沢が爆走する!
書き下ろし。


刑事・鳴沢了シリーズ第7弾。

ニューヨークに研修にきた鳴沢。
息子の勇樹がテレビドラマに出演するために渡米していた、恋人の優美とその兄で親友の七海とつかの間の団欒を味わうが、ある日勇樹がバスジャックに巻き込まれてしまう。
立て篭もったバスに突入したものの、犯人は射殺されていて、勇樹は行方不明に。
東洋系の男に追いかけられてバスに乗り込んだらしい勇樹を誘拐したのは誰なのか?
そして目的は?……というストーリー。

シリーズに愛着があるので辛い点はつけ難いところですが、これは駄目。
勇樹の行方を追いかけてニューヨークにアトランタにマイアミにと、様々な人を巻き込んで追いかける成沢の滅茶苦茶さだけが際立ってしまって萎えます。
これでストーリーにもっとメリハリがあればまだ受け入れられるのに、それもなし。
このシリーズは大体犯人も動機も真ん中あたりでわかってしまうのですが、これはその後のひねりも感動もなく、読みながら早く終われ〜と思ってしまいました。
残念です。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 20:53 | comments(0) | - |
讐雨/堂場瞬一
評価:
堂場 瞬一
中央公論新社
¥ 900
(2006-06)
「間島を釈放しろ。さもないと、爆発は続く」
連続少女誘拐殺人事件の犯人・間島を逮捕し、解散が目前に迫った捜査本部。
最後の裏付け捜査を担当した鳴沢は、相棒と帰還途中、車の爆破事件に巻き込まれ。
怪我を押して署に戻った二人を待つ犯行声明。
そして第二の爆破事件。
犯人の目的は?
見えない動機を追う鳴沢だが――!?
書き下ろし長篇。


連続少女誘拐殺人事件の犯人をようやく捕まえたと思ったら、その犯人を釈放させることを目的とした爆発事件が起き、車で移動中それに巻き込まれる鳴沢。
犯人の目的は何なのか、そして……というストーリー。

筋を説明しすぎると犯人をうっかり書いてしまいそうになる作品なのですが、ミステリといってもハードボイルド寄りなためか、それでも面白いです。
絶対に犯人を釈放するわけにはいかない、加えて「殺されても」いけないという警察と主人公の立場に共感することができると、楽しめるはずです。
シリーズ途中作としては、主人公の鳴沢がちょっと普通の(あくまでサスペンス作品の主人公としてふさわしいかどうかで、ですが)刑事になってきて、ホッとするやら、シリーズ序盤の悩む彼が懐かしいというか、複雑でした。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 17:35 | comments(0) | - |
帰郷/堂場瞬一
帰郷―刑事・鳴沢了
帰郷―刑事・鳴沢了
堂場 瞬一

話があるんです―父の葬儀の翌日、一人の若者が訪ねてきた。
新潟県警鬼の一課長と呼ばれた父にとって唯一の未解決案件を再捜査しろというのだ。
奇しくも時効は葬儀の当日であった。
遺品の備忘録に綴られる捜査への飽くなき執念、不審な元同僚、犯人と名指しされた男、そして謎の記号―父が遺した事件を追って雪の新潟を鳴沢、疾る。


「刑事・鳴沢了シリーズ」第5弾。
忌引きの一週間の間に故郷・新潟で15年前の事件を追う鳴沢…なのですが、メインはやはり家族との確執でしょう。
非常にひねくれた主人公ですが、父親への感情は曲がりまくって根元が見えなくなっております。
それにしても作中の父親は私にしてみると「良き父親」でしかないのですけどね〜。
男から見た「父親像」ってこういう感じなのでしょうか。
シリーズらしさは前作「孤狼」に続き、緑川や海君が再登場し嬉しい限り。
謎解き部分はやはりストレートなのですが、見せ場はあります。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 22:53 | comments(0) | - |
孤狼/堂場瞬一
孤狼―刑事・鳴沢了
孤狼―刑事・鳴沢了
堂場 瞬一

一人の刑事が死に、一人が失踪した。
本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。
調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。
不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。
執拗な妨害、愛する人への脅迫―警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。


「刑事・鳴沢了シリーズ」第4弾。
やっと雰囲気がシリーズものらしくなってきた、シリーズの旨味を使ってくれるようになったという感じがします。
お気に入りの元(になっていた)女刑事・冴や「熱欲」でお世話になった横川も再登場。
それだけでなく展開もなかなかで(新作を読んでいない状態で何ですが)シリーズ中一番の面白さ。
警察内部の権力抗争が絡み、一匹狼で四角四面男の本領発揮といった感があります。
また、新たな相棒・今も味のあるキャラクタで楽しい!
鳴沢という主人公は1作目「雪虫」で起きた事件をずーっと引きずっているのですが、この作品でそれに対する答えも出そうな雰囲気にもなります。
それにしても食事シーンが多いことだ…。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 22:44 | comments(0) | - |
熱欲/堂場瞬一
熱欲
熱欲
堂場 瞬一

掏摸や詐欺師を追うなんて俺の仕事じゃないと思ってきた。
だが奴等は老人のささやかな欲望と不安につけ込み金を奪うだけじゃない。
被害者の生活も家庭も壊していく。
この事件、仕掛け人を捕まえなければ意味がない。
被害者が加害者でもあるマルチ商法の捜査は困難を極めた。
そして、事件の背後にNYの中国系マフィアの存在が浮かび上がる―。


「刑事・鳴沢了シリーズ」第3弾。
今回はマルチ商法がメインです。
案の定、鳴沢君はやる気が出ないのですが、この作品では今後の展開に重要な役割を示す女性が出てきます。
えー、なんでしょう、またもやトゲトゲしいというか、この方は主要人物は皆ハリネズミみたいな人間ばかりにするつもりでしょうか。
ミステリ部分は相変わらず。
あまり複雑にすると登場人物が増えすぎて、鳴沢氏の心理描写が出来ないのかな、と思っています。
それでも、多重構造は結構うまく出来上がっています。
このシリーズは地道に捜査する鳴沢他刑事さんたちの視点に付き合うと、かなり楽しめます。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 22:37 | comments(0) | - |
破弾/堂場瞬一
破弾
破弾
堂場 瞬一

故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。
警視庁多摩署で現場に戻った了は、刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。
命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、被害者の周囲にはなぜか公安の影が…。
東京郊外の新興住宅地に潜む、過去の闇を暴けるのか?
新警察小説。


「刑事・鳴沢了シリーズ」第2弾。
前作「雪虫」で新潟県警を辞めた主人公・鳴沢は警視庁に再就職。
親父のコネを使って入ったと噂される鳴沢が組んだ女刑事も、何故か孤立する美女で、2人が担当することになったホームレス傷害事件は、被害者が行方不明になっていて、そこから捜査しなければいけなくなってしまいます。
しかし怪我をしたらしいホームレスが、過去あるセクトに所属していたらしいという情報が入り…という話。
面白味のない主人公・鳴沢は相変わらずなのですが、私はコンビを組むことになった刑事の冴が可愛くて仕方がありませんでした。
鳴沢に負けず劣らずのトゲトゲしい人物なのに、やはり女性は贔屓したくなるのでしょうか。
前作に続き、謎解きの部分はストレート。
ですが、展開が派手になっているだけに、山はあります。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 22:28 | comments(0) | - |
雪虫/堂場瞬一
雪虫
雪虫
堂場 瞬一

俺は刑事に生まれたんだ―祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。
了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。
正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?
新警察小説。


「刑事・鳴沢了」シリーズ第1弾。
派手さのない、地味な小説です。
ミステリやサスペンスの部分はそう難しくないのですが(というかバレバレ)主人公の心理描写の細やかさがメイン。
主人公の鳴沢了は「1年365日、24時間刑事」「刑事をやめる時は死んだ時だ」という四角四面人間。
酒の席も断るし、気の効いたジョークも言えない。
読んでいて、自他共に認めるジジコンの私には、その面白味のなさに苛々してたまりませんでした。
なのに面白いのです。
続きが読みたい!と思わせる作品でした。
| [国内作家:た行]堂場瞬一 | 21:29 | comments(0) | - |
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