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古事記講義/三浦佑之
古事記の神話・伝承は、様々な情報の宝庫である。
『口語訳 古事記』で記紀ブームの先駆けとなった著者が、四つのテーマからその深みに迫る、初心者にも専門家にも刺激的な集中講義。
古事記で語られる伝承の多くは、権力に向き合い、あらがって滅び去る者たちへの共感を抱えている。
古事記をより面白くより本格的に味わう本。


古事記そのものの解説ではなく、そこに語られる神話や伝承を「神話はなぜ語られるのか」「英雄叙事詩は存在したしたか」「英雄たちの物語」「出雲神話と出雲世界」の四つのテーマで講義した本です。

「口語訳古事記」という著者の本を手元に置いて、という設定なので詳しい内容を一から説明したりはしません。
といっても、なくても読めるように引用されて解説されているので、これだけで読んでも問題ありません。
私は著者の作品ではなく講談社学術文庫で出版されている全訳を持っていてそれをよく読むのですが、再読を繰り返す度に自分の好きな部分ばかりに注目して読んでしまっていたようです。
どうしても神代のお話の面白さとくらべて、歴代天皇の話になってくると単調になってくるせいかそのあたりの知識が曖昧でした。
ヤマトタケルまではまだしもそれ以降は……。
そこを楽しく補完出来たことは有意義でした。
もうちょっと突っ込んだ話があればなぁとも思いますが、あらためて古事記の面白さを感じられたかと。
嫌だったのは、カタカナ表記。
これは好みの問題でしょうが、見たこともない難しいものでも漢字のほうが読みやすいので、苦労しました。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:ま行]三浦佑之 | 17:35 | comments(0) | - |
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