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退屈姫君 海を渡る/米村圭伍
今日も江戸の上屋敷であくびをかみ殺していためだか姫。
そこへ舞い込んだのは、夫である風見藩藩主・時羽直重が失踪、ついでに冷飯食い数人も消えたという大ニュース。
姫が直ちに千石船を仕立て、お仙と海上を一路讃岐へ向かってみれば……。
お城は六波羅景望なる謎の武士に牛耳られ、風見藩はまさに乗っ取り寸前。
殿は何処へ。
めだか姫は藩の危機を救えるのか。


「退屈姫君」シリーズ第2弾。

田沼の陰謀と対決し胸躍らせる冒険を楽しむも、再びやってきた退屈に江戸上屋敷でうんざりしていためだか姫は、お仙の「天下の一大事だぜ!」という声に目を輝かせる。
その内容は夫である藩主・時羽直重が失踪したというもの。
こんな大事件を姫が見逃すはずがなく、五十万石の大大名である父親に頼んで船でいざ讃岐の地へ。
ついてみれば、なんと殿が側室を迎えていて……というストーリーです。

シリーズ作の期待を裏切らない面白さでした。
タイトルの「海を渡る」に???となったのですが、そういえば四国讃岐(今で言う香川県)は海を渡らねばならない地ですね。
それにしても、「入り鉄砲に出女」は江戸時代の最大の禁忌だと思うのですが、それをあっさり破ってしまえるめだか姫には呆然です。
このシチュエーションを選ぶ著者は、どれだけ姫を破天荒にしたいのか……。
そして藩を巻き込んだ大騒動の解決方法に大笑い。
さすがめだか姫です。
オヤジ臭い下ネタも相変わらず満載で、微笑ましかった(?)ですし。
ただ残念なのは、騒動が非常にありがちな展開であることと、短いこと。
テンポが良いのは嬉しいのですが、物足りない感じでした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:や行]米村圭伍 | 21:43 | comments(0) | - |
退屈姫君伝/米村圭伍
評価:
米村 圭伍
新潮社
¥ 620
(2002-09)
吹けば飛ぶよな二万五千石の小藩に五十万石の姫君が異例のお輿入れ。
そのうえこの姫君、美貌ながら生来のいたずら好きときています。
退屈しのぎに屋敷を抜け出し、江戸城下を探検、藩の六不思議の謎解きに血道を上げる日々。
ところが、田沼意次も絡んだ陰謀まで探り当てたから、さあ大変。
幕府隠密、くノ一、長屋の町人も巻き込み、姫の貞操と藩の命運を賭けた大勝負の始まり始まり。


「退屈姫君」シリーズ第1弾。

陸奥磐内藩五十万石・西条綱道の末の姫であるめだか姫が、讃岐風見藩二万五千石の小藩に嫁入り。
最初はあまりのことに卒倒しかけた姫だが、すっかり新婚生活を楽しんでいた。
しかし参勤交代で藩主直重が国許に帰り、あとを頼むと言われためだか姫は大張り切り。
退屈な屋敷を抜け出し、お仙という訳ありの少女に助けられ、陰謀に巻き込まれていく……というストーリーです。

退屈姫君シリーズと書きましたが、本来は「風流冷飯伝」と「面影小町伝」という三部作の2作目としてとして書かれた作品です。
ですがこれ1作でも問題なく読めますし、人気があったのか続編がシリーズ化して出ているので、この表記にさせていただきました。

再読です。
やっぱり大笑いしました。
主人公のめだか姫はのほほんとした大物で、周囲を巻き込んで自覚なしなタイプです。
巻き込まれる周囲の面子も一癖も二癖もある人間ばかりで、物語はテンポ良く進みます。
また、お転婆姫の時代物とくればすぐに浮かぶのが「あんみつ姫」なわけですが、あれとどこが違うって、下ネタ満載なところ。
酔っ払ったオヤジが言いそうな(決して若い世代の人間は使わなさそうな)阿呆らしい下ネタがあちらこちらに登場。
そもそも「姫」とは言っていても、主人公はすでに人妻ですからね。
そういうノリがお嫌いな方はご注意ですが、私のように笑ってすませられる人間で時代小説に抵抗がなければおすすめです。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:や行]米村圭伍 | 21:07 | comments(0) | - |
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