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レディ・ガンナーと宝石泥棒/茅田砂胡
ローム王国行きの船上。
ゲルスタン事件で知り合った少女、ミュリエルの故郷を訪問するという気楽な旅に心弾ませていたキャサリンは、偶然駆け落ち話を聞いてしまう。
ロマンス小説のような一場面に、不思議な興奮を覚えた彼女だったが、まさかこの小さなエピソードをきっかけに、大がかりな宝石盗難事件に乗り出すことになるとは思わなかった!
お馴染み四人の用心棒に加えて、宿敵(?)アンジェラも登場、絶好調のシリーズ第3作。


レディ・ガンナーシリーズ第3弾。

先の事件で知り合ったミュリエルからローム国王の即位十周年記念式典に誘われたキャサリンは、侍女のニーナと共に船の旅を満喫していた。
しかし船上で、どうも身分違いの恋から駆け落ちを計画している声を盗み聞きしてしまう。
そしてロームへついて、再会したミュリエルに紹介された婚約間近の宝石商の令嬢こそ、船上で聞いた“声”だった……というストーリー。

再読です。
シリーズ作品の中では一番楽しく読むことが出来ました。
1巻で登場したアンジェラや2巻でのミュリエルという再登場組と主人公キャサリンの共闘はやはり面白いです。
それに純血並の能力を持つ混血グループの4人があくまでサブに徹して、強い女の子達が戦うのは私が望む展開です。
2巻の異種人類との共存を望まない人々の醜悪な事件がやや期待はずれだったこともあり、軽いテンポで1巻によくまとまっていて良かったです。
規定路線であり、事件も結末が見えてしまうものですが、そのあたりはご愛嬌のレベルでしょう。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]茅田砂胡 | 13:16 | comments(0) | - |
レディ・ガンナーの大追跡/茅田砂胡
ウィンスロウ家のお嬢様キャサリンは、旅先で知りあった風変わりな用心棒四人組に魅せられ、そのひとり、「蜥蜴」のベラフォードの似姿を、美術の授業で描いてみた。
しかし、彼ら用心棒たちの、動物に形態変化する能力に注目していた、秘密結社がこれに気づいたから、さあ大変。
キャサリンは、自らの不注意がひき起こした大騒動に、父親が止めるのを振りきって、ふたたび飛び出した!
痛快無比のアドヴェンチャー・ストーリー第2弾。


レディー・ガンナーシリーズ第2弾。

異種人類を撲滅しようとする集団は、インシードであっても純血の異種人類と同じような能力を持つ新種の存在に気付いていた。
ちょうどそこに、ヴィルドナへの冒険旅行で知り合ったベラフォードの羽を出した姿をキャサリンが描いていたことが知れてしまう。
自分のうっかりからベラフォードの身に危険が及ぶ事態となったことを、父親やヘンリーから知らされたキャサリンは、侍女のニーナと共に一味がいると思われるゲルスタンへと向かうが……というストーリー。

再読です。
1巻の「レディー・ガンナーの冒険」よりさらに規定路線に忠実な話でした。
うっかり重大な秘密を漏らしてしまった主人公のキャサリンですから、もっとゲルスタンで酷い目に遭ってしまえば良かったのにな〜と思います……というぐらい何故だか主人公に感情移入できません。
うまくまとまった作品なのですからそこを評価すればいいんですけどね。
1巻より辛目の感想なのは、上下巻という長さ。
この程度なら上巻の異種人類側のご丁寧な紹介はもっと短く思わせぶりにして1冊でまとめられるのではないかと思ってしまうのです。
あと、主人公の危機を主人公が自ら乗り切るというよりは、異種人類たちの特殊能力ですべて終了!という展開が微妙。
キャサリンは行き当たりばったりで、陰謀を暴くために頭を使って行動しているという風に見えません。
さらに付け加えると、鰐の一族が選択した復讐にキャサリンが同意するところで違和感を憶えました。
終盤のフリードリヒ将軍の様は好きです。
あのあたりをもっと派手に描いてくれたらな、と思う一方でスニーカー文庫というティーン向けのレーベルではこんなものかなとも。

上下巻完結
レディ・ガンナーの大追跡〈下〉 (角川スニーカー文庫)
レディ・ガンナーの大追跡〈下〉 (角川スニーカー文庫)
茅田 砂胡


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]茅田砂胡 | 17:33 | comments(0) | - |
レディ・ガンナーの冒険/茅田砂胡
「お嬢さま、もう無理です!追いつかれます」
「大丈夫よ。みなさんがついているじゃないの」
ウインスロウ家の娘、キャサリンは、ここに至って、ようやく用心棒たちに声をかけた。
ことの始まりは一通の手紙。
隣国の幼なじみに危機が迫っていると聞いたキャサリンは、侍女ひとりと、風変わりな四人の用心棒を連れて旅立ったのだが……破天荒なお嬢さまと、動物の姿に変身できる不思議な人々が織りなす、ファンタスティック・ストーリー登場。


レディ・ガンナーシリーズ第1弾。

バナディスのエリオット家の令嬢・キャサリンは幼い頃に遊びおままごとのような結婚の約束を交わした、ヴィルドナのマクシミリアン公爵家の嫡男であるフランツ・ヨーゼフが、厄介ごとに巻き込まれていると知る。
キャサリンに婚約者の真似事をしてもらえないかといいう手紙が届いたのだ。
意気揚々とヴィルドナへと向かったキャサリンだったが、嵐で船が出ず約束の時に間に合いそうにない。
困った彼女と侍女の二人連れに声をかけたのは、4人の用心棒だった……というストーリー。

再読です。
猛烈に軽いものが読みたくなって本棚を漁り、持っていたスニーカー文庫はこれとハルヒのみだったので必然的に選択いたしました。

このシリーズでは、何らかの獣の姿に変身することができる“異種人類”が世界に存在し、微妙なバランスでお互いの種族を警戒している状態で、しかし混血は可能。
混血児には異種人類の能力は一切現れずインシードと呼ばれる見た目は普通の人間となります。
獣に変身できる純潔、見た目も能力も完全に人間の混血、それに変身できない人々の三種の人類が存在する世界ということですね。
しかし混血でも純潔並の能力を持つ者が生まれているとしたら……?というのが、この作品で重要な意味を持ちます。

ファンタジーの設定として半人半獣は珍しくもありませんが、そこに差別問題を絡ませているのは嫌いではありません。
著者のいつもの作品と同じく、主人公のキャサリンは名家のご令嬢でありながら肝の太い女の子で、好感が持てます。
ただ、こう、全然物語に盛り上がりを感じません。
登場人物もプロット通りにきっちり動きました、ストーリーも皆が大好き勧善懲悪シンプルなものでした、で意外性がありません。
良質ではあるとは思いましたが、こじんまりし過ぎて落ち着かない作品でした。


JUGEMテーマ:読書
| [国内作家:か行]茅田砂胡 | 16:06 | comments(0) | - |
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