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斜め屋敷の犯罪/島田荘司
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。
「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。
招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が……。
恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。
本格推理名作。


御手洗潔シリーズ第2弾。

ハマー・ディーゼル会長である浜本幸三郎が建てた、床が斜めに傾いている屋敷「流氷館」、通称斜め屋敷で幸三郎主催のクリスマスパーティーが開かれた。
一癖も二癖もある面々が集まった夜、招待客のお抱え運転手が殺害される。
それも密室で。
一体誰が、何のために、そしてどうやって?……というストーリーです。

再読です。
思った以上に読みにくくて、第3幕で御手洗や石岡が登場した時はホッとしました。
それまではどの登場人物にも感情移入できませんし、読者にフェアであろうとするためか描写が妙に客観的で、脚本を読んでいる気分に。
しかし、この作品の衝撃はそんなことでは損なわれません。
初読の際に心底驚き、感心させられたままでした。
ある意味馬鹿馬鹿しいこの作品が、実は御手洗シリーズで一番好きです。
| [国内作家:さ行]島田荘司 | 22:01 | comments(0) | - |
占星術殺人事件/島田荘司
怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。
その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。
画家は密室で殺された。
そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって……。
奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。


梅沢平吉という画家が残した遺書には、6人の娘たちの肉体を使用して新たな人体を作り上げるという猟奇的なものが書かれていた。
次々に見つかる6体のバラバラ死体。
しかし犯人であろう平吉は、その1ヶ月も前に殺されていた。
それから40年がたち、占星術師である御手洗潔のもとに、ひとりの女性が訪ねてきた。
彼女の父親が残した手記に、ある重大な事実が隠されているというのだ。
犯人探しを頼まれる御手洗だったが……というストーリー。

再読です。
ようやく発見しました。
最近のシリーズ作品の動向を知らないのでいつものように「第何弾」とは書きませんが、デビュー作であり、名探偵御手洗潔の初登場話です。

これはたったひとつのトリックで長編を引っ張ってくれる、見事な本格モノです。
冒頭にある平吉の手記が長い、いや中盤の事件に関わってしまった警官の手記もわりとああり、そしてラストに犯人の「告白文」と構成は大嫌い。
また京都の観光地をウロウロして、あげくは明治村まで紹介してくれていることに疑問もあります。
しかしこのトリックは初めて見た人には驚きでしょう。
また奇矯な人物の名探偵という古き良き姿そのままの御手洗潔という人物と、彼の友人で語り手で、ちょっと間抜けだけど情に篤い石岡君というキャラクタも良いです。

今回再読していて、ホームズに関する御手洗の物言いに笑いました。
結局は人間味があるということに落ち着きましたが、「まだらの紐」に関しては同意いたします。
小学生の時にアレを読んだわけですが、あまりな解答が許せず、私はホームズがあまり好きではないのです。
再読すると細かいところで新たなひっかかる点が出てきて面白いです。
| [国内作家:さ行]島田荘司 | 18:09 | comments(0) | - |
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