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退職刑事 1/都筑道夫
評価:
都筑 道夫
東京創元社
¥ 630
(2002-09)
団地の四階で茶話話よろしく語らう退職刑事の父親と現職刑事の息子。
和やかな団欒風景というには話の中味が穏やかではない。
曰く男物の下着ひとつで死んでいた女、また曰く壜づめの密室殺人。
父親の老齢な慧眼いやちこ、俎上に載った事件の様相はたちまち一変する。
論理のアクロバットを駆使した《安楽椅子探偵小説》定番中の定番、悠悠自適の定年退職刑事が演じる離れ業をご覧じろ。


短編集で
「写真うつりのよい女」「妻妾同居」「狂い小町」「ジャケット背広スーツ」「昨日の敵」「理想的犯人像」「壜づめの密室」
の計7編を収録。

これは安楽椅子探偵モノが好きかどうかに大分左右されるかと思います。
7作入っていますが、大雑把に捉えれば全部同じシチュエーションだからです。
謎はそれぞれ凝っていて唸ってしまうような展開が待っていたりするのですが、「刑事を退職した父親に現職刑事の息子(夫婦)が謎を解いてもらう」ものだからです。
なので派手な展開やミステリでもサスペンス傾向の強い作品を好んで、純粋な論理の正確さや上手さを重視しない方には、要注意。
私はというと、一生懸命考えて息子が提示するミスリードしか思いつかず、そこからの流れには感服。
上記のマイナス点は私個人が感じたところでもありますのですが、それを上回って楽しみました。
| [国内作家:た行]都筑道夫 | 21:12 | comments(0) | - |
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