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模倣の殺意/中町信
評価:
中町 信
東京創元社
¥ 735
(2004-08-13)
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。
遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。
坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。
一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。
著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。
記念すべきデビュー長編の改稿決定版。


再読です。
最初に読んだ時は登場人物に魅力がなくて、読み進めるのに苦労しました。
文章に嫌味がないのが救いでしたが、固さが残るのも確か。
ですが、もとは1972年発表の作品だというのだから、驚きです。
そう考えるとトリックにも納得。
ただ、「超絶のトリック」などと煽り文句を書かれると、どうしてもミステリを読みなれている身としては身構えてしまって、あれかこれかと推理して読むので損な気がします。
(「トリックが凄い」と書かれていなければ買わなかったような方もいらっしゃるのでしょうから、本末転倒な物言いですが)
| [国内作家:な行]中町信 | 10:27 | comments(0) | - |
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