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さゆり/アーサー・ゴールデン、小川高義
評価:
アーサー ゴールデン
文藝春秋
¥ 730
(2004-12)
小さな漁師町で育った娘・千代は、昭和のはじめ、9歳で祇園の置屋に売られる。
その愛らしさが仇となって先輩芸妓から執拗ないじめを受け、また姉と故郷に逃げようと企てて失敗、たちまち苦境に立たされる。
そんなとき、忘れがたい運命の出会いが……。
ひとりの芸妓の数奇な一生を描いた全米ベストセラー小説が待望の文庫化。


貧しい漁師の子として育った千代は母亡き後、姉と共に祇園に売られる。
器量良しの千代とそうではない姉は別々の置屋へと離れ離れになり、逃亡も失敗。
舞妓として教育されることとなった千代はしかし、売れっ子芸妓・初桃に苛めぬかれることとなる。
そこに初桃のライバルが絡み、千代は憧れの「会長さん」への恋心を秘めたまま、舞妓・さゆりとしてのステップをのぼっていく……というストーリー。

アメリカ人が描いた芸者のサクセスストーリーということで、どれだけ胡散臭いのかと思いきや、最後までしっかり読ませてくれました。
花柳界のしきたりや時代設定など、詳しいことは日本人である私にはわかりません。
正しいか正しくないか以前に、エンタテイメント作として面白い!
決して短くはない物語ですっかり主人公に感情移入して、やきもきさせられました。
ただ、時折千代の性格が定まっていない印象を与えられる部分もあって違和感は憶えました。
(そして根本的に“さゆり”という名に疑問)
これはアメリカで売れたのも、映画化したのもよくわかります。
また、翻訳の文章が丁寧で読みやすかったです。

上・下巻完結
さゆり 下 文春文庫 コ 16-2
さゆり 下 文春文庫 コ 16-2
アーサー ゴールデン
| [海外作家:F〜J]アーサー・ゴールデン | 17:33 | comments(0) | - |
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