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転生/仙川環
評価:
仙川 環
小学館
¥ 600
(2006-09-06)
フリーライターの深沢岬は、仕事の依頼で待ち合わせたホテルのロビーで、ベビーカーに乗った赤ん坊を目の前にしていた。
「その子はあなの娘だ。引き取ってもらいたい」。
岬にかかってきた電話の主は、最初から赤ん坊を渡すつもりで依頼者を装い、岬を呼び出したのだった。
身に覚えのない岬は激高するが、それがまさか前年、報酬欲しさに違法だと知りつつ提供した自分の卵子から生まれた子だったとは……。
第一回小学館文庫小説賞を受賞した『感染』に続く待望の医療ミステリー第二作がいよいよ登場。


元新聞記者でスクープに餓えたフリーライターの深沢岬は、大手出版社からの仕事の依頼だと騙され、ホテルのロビーでベビーカーごと乳児を渡される。
それはかつて、お金のために卵子を売った岬の子だというのだ。
子供を返すために奔走する岬は、その子の出生には大きな闇が存在することに気付き……というストーリー。

デビュー作「感染」より格段に上手くなっていて、読みやすさが増していました。
スピーディーな展開といい、語り手の変わる場面やそれがニアミスする部分も緊迫感があって、犯人は最初からわかっているタイプの小説ですが、それぞれの追いかけっこを楽しみました。
読後感も悪くはありません。
しかそ、その読後感も、もっと主人公の感情移入できてきたら良かったなぁと思います。
自分勝手で、自分は出来る女だと思い込んで突っ走っている女なので、全然共感できないんですよね。
読んでいてうんざりしました。
そんな女が……ということであのラストに繋げたのかもしれませんが、もう少し可愛げのある所を描いてくれていたら、と思わずにはいられません。
| [国内作家:さ行]仙川環 | 17:57 | comments(2) | - |
感染/仙川環
評価:
仙川 環
小学館
¥ 580
(2005-08-05)
ウィルス研究医・仲沢葉月は、ある晩、未来を嘱望されている外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。
幼子は焼死体で発見されるという最悪の事件となったにもかかわらず、啓介は女からの呼び出しに出かけていったきり音信不通。
痛み戸惑う気持ちで夫の行方を捜すうち、彼女は続発する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、医学界を揺るがす危険な策謀に辿り着く――。
医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス!
第一回小学館文庫小説賞受賞作。


憧れの外科医と不倫の末に結婚した葉月はウィルス研究をしている。
しかし、妻と幼い息子を捨ててまで一緒になってくれた夫は、心変わりをしたように最近冷たい。
夫が突然の電話で出て行った日に、連続する幼児誘拐殺人事件に絡んでか、その前妻との間の子が誘拐されてしまう。
そのまま行方不明になった夫を探しているうちに、葉月はある事実に気が付くが……というストーリー。

タイトルがタイトルで、主人公の職業がウィルス研究医だということからか、物語の結末や展開があっという間に読めてしまう作品です。
話が読めてしまうサスペンス作品なんて世の中に溢れていますが、これはその辺りのバランスが悪い印象。
展開の転換点に引っかかりをおぼえてしまい、軽く読める作品としても及第点という感じがしました。
ですが、医療ミステリーは難解になりがちだというのに、その辺りをエンタテイメント作品としてさらっと、しかしテーマに必要な程度は描くことは上手かったかと思います。
問題は人物描写でしょう。
何とも薄っぺらい。
書きたいテーマとアイデアが先にあって、それに沿うように人物を配置させた印象を強く持ちました。
| [国内作家:さ行]仙川環 | 17:20 | comments(0) | - |
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