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死の蔵書/ジョン・ダニング
評価:
ジョン ダニング
早川書房
¥ 840
(1996-03)
十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす――そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。
捜査に当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知る。
貧乏だったはずなのに、いったいどこから。
さらに、その男が掘出し屋を廃業すると宣言していた事実も判明し……古書に関して博覧強記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を追う。
すべての本好きに捧げるネロ・ウルフ賞受賞作。


刑事でありながら稀覯本収集を趣味にするクリフは、連続する浮浪者殺しを担当していた。
犯人と思われる男・ジャッキーをマークするも、起訴にまで至らない。
ある日その浮浪者殺しの新しい被害者が出たと思われたが、殺されたのはクリフも知る“掘り出し屋”だった。
単純な事件ではないと考えたクリフは古本取り引きをめぐる謎に巻き込まれ……というストーリー。

シリーズ第1弾。
基本的にはハードボイルドミステリです。
主人公・クリフの一人称でストーリーは進みますし、彼は正義感もあってニヒルで惚れっぽくてタフ、と典型的。
珍しいのはウイスキーと煙草を好むより、稀覯本を愛する書痴だということです。
ということで収集癖のあるような本好きな方にはたまらないお話かもしれません。
私はというと単に読むのが好きなだけなのでよくわからない世界なのですが、それならそれで普通にミステリとして充分に楽しめます。
登場する珍しい本・高額で取り引きされる本も聞いたことがある、読んだことがあるものばかりで難しくありませんし、わりと長い話ですがするっと読めます。
主人公はありがちな性格ですが、本筋とは少し別の事件になるジャッキーとその恋人の騒動は結構驚きました。
存在感ありまくりです。
逆に、クリフが惚れる相手は微妙…。
どうも男性作家の描くヒロインにはカチンとくることが多いです。
| [海外作家:A〜E]ジョン・ダニング | 08:56 | comments(0) | - |
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