スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
恋するA・I探偵/ドナ・アンドリューズ
評価:
ドナ・アンドリューズ
早川書房
¥ 882
(2005-08-09)
健気でチャーミング、でもちょっと傷つきやすいチューリングは女の子型人工知能。
ネットワーク上のあらゆるデータにアクセス可能な彼女は、顧客の検索を手助けするリサーチャーとして大人気だ。
だがある日、彼女を作ったプログラマーのザックが突然失踪する。
彼に密かな恋心を抱くチューリングは名作ミステリを読み読み探偵術を覚え、彼の行方を追いはじめるが…人気作家の新シリーズ第1弾。
アガサ賞最優秀長篇賞作品。


まるで人間のような感情を持つAIとしてリサーチャーの仕事をこなすチューリング。
しかし、自分をプログラミングしたザックが何日も出社していないことが気になって仕方がない。
しかもそれが問題になっていないようなのだ。
彼の行方を求めて、優秀な秘書であるモードに自分がAIだといくら説明してもわかってくれないティムに協力を求めるが……というストーリー。

これは、何というか、全然駄目でした。
合わないってこういうことをいうのだと実感いたしました。
まず主人公のチューリング以下、キャラクタが魅力的だと思えませんでした。
特に主人公はどちらかというと等身大の女の子で、AIが探偵だという設定以上の面白さは感じませんでした。
次にこれが大問題なのですが、事件の解決の仕方が「え?」という感じ。
色々と流れが読めてしまうのに、物語的な山場がなくては、ミステリを読んだという興奮がありません。
可愛い女の子が頑張っているだけのお話を私が求めていなかったということなのでしょうが、「鳥シリーズ」が面白かっただけに、少しがっかりしてしまった感が強いです。
| [海外作家:A〜E]ドナ・アンドリューズ | 22:48 | comments(0) | - |
ハゲタカは舞い降りた/ドナ・アンドリューズ
評価:
ドナ アンドリューズ
早川書房
¥ 945
(2004-12)
弟の作ったゲームが大ヒット。
その勢いで弟はソフト会社を立ち上げたんだけど、社内で不審な動きがあるのでわたしに調べてほしいという。
でもプログラマーは怪しい人ばかり。
犬・猫・鳥・セラピストまでがオフィスをうろつき社内は大混乱。
そんな折、猫がじゃれついたメールカートにマウスコードで絞殺された社員の死体が。
弟が言っていたのは、このこと?!
解決に立ち上がった素人探偵メグを笑撃の事態が襲うユーモア快作。


恋人と同居する、あるいは近くに住むことに同意し、住居探しをするも結果得られた部屋は狭すぎて、鍛冶職人であるメグは自分で自分の手を金槌で叩いてしまう。
こんな状態では仕事が出来ない…と嘆くメグに、作ったゲームが大ヒットして会社社長となった弟が、手伝いをしてくれと言う。
どうも会社内に不審な動きがあるらしい。
しかし、さすがは変人揃いのメグの弟が作った会社、受付にハゲタカがいるかと思えば、プログラマーは怪しい奴らばかり。
そして死体まで……というストーリー。

シリーズ第4弾の舞台は、主人公の弟が設立した会社がメイン。
これがまたおかしな会社で、アメリカの大仰なドラマを想像してしまって、吹きました。
会社内に犬や猫や、それにハゲタカまでうろついているなんて、日本人が真面目に「おかしく」書こうと思ってもこうはいかないでしょう。
謎解きも楽しめました。
しかし、特にクライマックスのシーンでは、絶体絶命の主人公には申し訳ないのですが、あまりの間抜けさに全然真剣に読めませんでした。
ありえません、あの状況。

これが出版された時点で、アメリカでは6作目まで書かれているみたいなのですが、何故か日本ではシリーズここでストップ。
他シリーズを出版するのも良いですが、是非続きが読みたいところです。
| [海外作家:A〜E]ドナ・アンドリューズ | 16:50 | comments(0) | - |
13羽の怒れるフラミンゴ/ドナ・アンドリューズ
評価:
ドナ アンドリューズ
早川書房
¥ 882
(2003-05)
故郷の記念祭にわたしは鍛冶職人として参加することになった。
実行委員長は恋人の母親で植民地時代風祭典にするとはりきっておりこき使われるほうは大迷惑。
が、祭りの効果でわたしの作品の売上げは好調、鉄製フラミンゴの出来も上々だ。
そんな折、わたしのブースになぜか他殺体が。
未来の義母にどうにかしろとせっつかれ、嫁姑版仁義なき戦いもやむなし?!
素人探偵メグと奇人変人大集合で贈る、抱腹絶倒のシリーズ第3弾。


毎年恒例“ヨークタウンの日”記念日(1871年の独立戦争終結日)の委員長に新たになったのは、恋人の母親のミセス・ウォーターストン。
彼女はこのお祭りを厳密に「植民地時代風」にしようと躍起になっており、少しでもその時代に存在しないものを見つけると“時代錯誤物品”とレッテルを張り排除。
メグが工芸家仲間に呼びかけて見事な工芸品展を成立させたはいいものの、それを理解しようともしなければ、問題を持ち込む周囲の人々。
しかも、これまた親戚な醜聞専門新聞記者のウェズリーが周囲をかぎまわり、メグの弟・ロブが自作のゲームを持ち込もうとした実業家は問題大有りな感じで……というストーリー。

既読シリーズ中で一番笑いました。
最高なシチュエーションです。
舞台は第1作目と同じヨークタウンなのですが、イギリスとの独立戦争に勝利した日をお祝いするお祭りの最中なのです。
たぶん日本でいえば、京都の時代祭りとか、戦闘まで再現されるとあっては「米沢上杉まつり」の川中島合戦再現のようなものなのでしょう。
(植民地時代風のドレスかそうでないドレスかの説明は、最後にイラスト付きで解説されておりますので、どうしても作中想像出来ない場合は解説ページへ)
主人公・メグの恋人の母の偏執的なまでの植民地時代風へのこだわりのおかげで、祭りが想像しがたいカオス状態で、恋人の母と恋人、相変わらず変人揃いの家族たちに工芸家仲間の間に挟まれ奔走するメグには悪いのですが、楽しくて仕方がありませんでした。
「時代錯誤物品」だとか「時代考証的に正確ではない」とかの用語に、いちいち大笑い。
ミステリとしても、なかなか凝ってくれていて、クライマックスの状況にはどきどきさせられました。
(もちろん、すぐに大笑いしましたが)
とても楽しい作品でした。
| [海外作家:A〜E]ドナ・アンドリューズ | 12:22 | comments(0) | - |
野鳥の会、死体の怪/ドナ・アンドリューズ
評価:
ドナ アンドリューズ
早川書房
¥ 882
(2002-03)
静けさを求めてわたしが訪れたのは野鳥の島。
なのに嵐で島は大荒れ、トラブルメーカーの両親までついてきて静けさは遙か彼方。
おまけに見つけた死体が母の昔の男だったせいで、父に殺人容疑が!父の容疑を晴らしたいけど、島を牛耳るバードウォッチャーは人殺しより、時を同じくして起きた鳥殺しに夢中で、調査も荒れ模様。
素人探偵メグと変人軍団に安息はない。
大好評のユーモア・ミステリ『庭に孔雀、裏には死体』続篇。


恋人との二人きりの時間を求めて、野鳥で有名な島へおばのコテージをあてにしてでかけたメグ。
しかし嵐の中着いてみれば、おばだけでなく父や母、母の友人に弟までが!
あてがはずれてがっかりする暇もなく殺人事件が起き、嵐はますます酷くなり……というストーリー。

前作にくらべると、ややパワーダウンは否めません。
私は続けて読んだので、メグやその家族たちの変人っぷりにどっぷりはまっていて、それ故まあまあ楽しく読めましたが、テンポが悪いのかメグと恋人のシーンが多過ぎるせいか、苦しい感じ。
母親の過去話がもうちょっとストレートに絡んで、変人家族たちが活躍(?)すればもtっと面白かったのではないかなと思います。
死因が判明するのも後半以降と、どこに重点があったのか疑問ですし。
ただ、そのキャラクタだけで引っ張っても良いのですから、シリーズ途中巻としてはまずまずでしょう。
| [海外作家:A〜E]ドナ・アンドリューズ | 11:55 | comments(0) | - |
庭に孔雀、裏には死体/ドナ・アンドリューズ
評価:
ドナ アンドリューズ
早川書房
¥ 945
(2001-04)
わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。
衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに…スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。
謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、マリス・ドメスティック・コンテスト受賞作。


誰からも頼られるメグは、親友と弟と母の花嫁付添人をやることになる。
それだけでもやることはいっぱいなのに、後から後から追加の注文を出してくる3人の女性たちに振り回されっぱなし。
ドレスを注文する仕立て屋の息子がハンサムだと思ったら<なんてもったいない>人だと判明するし、母の再婚相手の義姉は喧嘩腰で嫌なやつ。
うんざりしているところに死体が発見されて……というストーリー。

これが典型的なアメリカン・コージーミステリなのですが、本気で笑えました。
アメリカンジョークは日本人には合わないと思っていましたが、勘違いでしたね。
もしかしたら本気で書かれているものを笑っているだけかもしれませんが…。
何にしろ、面白かったです。
それもこれも、やや短気ながらもいたって常識人な主人公・メグの強烈な家族や親戚たちとの絶妙な掛け合いによるもの。
謎もなし崩しかと思いきや、それなりの山場が用意されていて、楽しめました。
シリーズ化されているのも納得のキャラクタたちでした。

それにしてもアメリカ人の行うホームウエディングパーティーの規模には驚かされますね。
お仕着せのものしか体験したことがない私には、楽しそうでなりません。
もちろん“花嫁付添人”になって仕切るのは真っ平ゴメンですが。
| [海外作家:A〜E]ドナ・アンドリューズ | 11:28 | comments(0) | - |
| 1/1PAGES |